見終わったあと考えたら、途中飽きてもおかしくないと思うのに、見てる時は何故だかずっと見れた。導入とか、最後らへんの言葉はかなり文学的な感じで引き込まれたし、ありふれてはない感じで良かった。
過剰考察…
退屈な日常の外の、退屈な非日常。
コージーの語りが魅力的。
家の前の住人が夫を殺して風呂の壁に埋めたことにたいして、
「些細なことの蓄積に蝕まれたんだと思う」
と言ってるみたいに、出来事に自分の解…
何処にも辿り着かないロードムービー。
中年のおばさんとリアルな禿げ方をしたニートが繰り広げるファールフライの数々。
特にUターンは、全Uターンの中でもぶっちぎりのダサさ。
情けないシーンの連発…
フロリダのリゾート地から少し離れた、寂れた田舎、開発の進む湿地帯が舞台(ローケーション)なのだけれど、ここで巻き起こる事件や、小さなアクシデントの数々が、とても閉塞感があって素晴らしかった。
とても…
ケリー・ライカートのデビュー作。どこか間抜けでコミカルな逃避行にみえて、盛り上がりも無く最後を迎える。どこに向かっているようでもないし、犯罪映画のドラマチックな展開を本人たちは期待しているのだろうけ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ジャンプスケアはありません
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良かった
この「どうにもならなさ・どこにもいけなさ」みたいなのは私ひとりのものであって、誰にも渡さないという決意と、そこに垂れている…
意味のない時間が流れてるスローな感じとか、全然気取ってないしおしゃれしてる訳でもないけどかっこいい人、映像の雰囲気とか、こういう映画大好き!!
始まり方、お父さんのドラムのシーン、レコードだいぶ好き…
コージーとリーは、銃声と共に逃亡、だが逃げ先も未来も持たぬただの漂流者だった。
フロリダの湿った風、褪せた看板、錆びたパーキング。それらすべてが枯れた日常の色。
ジャズのリズム、淡い夕暮れ、声になら…
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