ケリー・ライカートのデビュー作。どこか間抜けでコミカルな逃避行にみえて、盛り上がりも無く最後を迎える。どこに向かっているようでもないし、犯罪映画のドラマチックな展開を本人たちは期待しているのだろうけ…
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ジャンプスケアはありません
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良かった
この「どうにもならなさ・どこにもいけなさ」みたいなのは私ひとりのものであって、誰にも渡さないという決意と、そこに垂れている…
意味のない時間が流れてるスローな感じとか、全然気取ってないしおしゃれしてる訳でもないけどかっこいい人、映像の雰囲気とか、こういう映画大好き!!
始まり方、お父さんのドラムのシーン、レコードだいぶ好き…
コージーとリーは、銃声と共に逃亡、だが逃げ先も未来も持たぬただの漂流者だった。
フロリダの湿った風、褪せた看板、錆びたパーキング。それらすべてが枯れた日常の色。
ジャズのリズム、淡い夕暮れ、声になら…
画面進行のリズムと音楽のシンクロがとても気持ち良い
画の取り方と間もとても美しい
おしゃれだけど気取ってなく、笑える箇所も多い
一見不可解な行動ではあるが、人間だったら誰もが抱いているであろう心理的…
記録
【ハイウェイ】
こういうアメリカを撮れる監督はもうほとんどいなくなってしまったのではないか、これぞアメリカ映画だと思う。
ハイウェイがフレームに映り込む序盤の時点で、不可視のビッグシティ…
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刑事のお父さんのドラムと、女が赤ん坊を家のソファに置いてフェンスを乗り越える動きと車に乗った男が銃を打つのが重なって、3つの話が絡み合って夜の人々みたいな逃避行ものの映画が動きだす。
モーテルにカー…
©1995 COZY PRODUCTIONS