穴で自分が死んだか他者に見に来てもらって、死んでいなかったら穴から引き上げるように、死んでいたら自分に砂をかけるように、依頼する主人公。
これはけっこう自分本位の依頼で、最初の青年に対する態度もけ…
イラン映画、アッバス・キアロスタミ監督。
このアッバス・キアロスタミなる監督は、小津安二郎をファンであると同時に、観客が映画内の登場人物に感情移入することを嫌っておりストーリー性が強くなることも避…
自殺した後に遺体に土をかけてくれる人を探す男の一日。
クルド人の少年兵、アフガン人の神学生には断られる。そして、トルコ人の剥製技師が承諾してくれるが、自殺を思いとどまるように説得される際に語られる…
久しぶりのキアロスタミ監督作品
この監督の作品の中ではくどさがかなり少ない方だった
撮り方は相変わらず好き☺️
主人公に何があったのか、最後どうなったのかは明かされないままだけど、彼の中に希望が…
掘った穴の中に睡眠薬を飲んで眠るから、明日の朝自分を呼びに来てほしい。
返事をしたら穴から出して、返事がなかったらそのまま埋めて欲しい。
このお願いを聞いてくれるひとをひたすらドライブしながらさがす…
この意外な結末は苦しみを抱える人への救いを表現しているのかな、と受け取った。主人公が語るように、人の感じる苦しみは本人しか分からないことで、その苦しみは人を自殺に向かわせることもあるのだけれど、ひと…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami