ラスト・ブレスの作品情報・感想・評価

「ラスト・ブレス」に投稿された感想・評価

絵の撮り方が新鮮に感じた。タテとヨコを気にしなかったり、敢えて被写体を直接撮らずに窓に映った絵で見せたり。
予想を超えた終盤の急展開も悪くない。
Made in Turkeyというコトを差し引いて考えてもパッケージ詐欺の感は否めないながらも、過去の紛争から脈々と受け継がれた闘争を徴兵制度で補い続けている歪みのようなものが窺い知れるという一作。
とはいえ、本作に登場する兵士が揃ってポエマーというトルコ人気質を存分に発揮しているため抒情的に走り過ぎて、「テロリストの方が強いんじゃ」という疑念が確信に変わってしまうという残念な展開。まァ、オスマン帝国再興を謳って止まないドリーマーな大統領の国だから仕方ないのかもしれないけど……もっと現実に即した意識を持ってはどうだ、と余計な心配をしてみたり。
頑固隊長の姿に、ちょっとだけ"プラトーン"のバーンズの面影が重なった……のはワタシだけですかそうですか。
も

もの感想・評価

4.0
大切なことを感じれた。
戦争は絶対にしてはいけない。
今を生きる人に見てほしい。
えりみ

えりみの感想・評価

4.0
トルコの戦争映画。WOWOWでは実際の悲劇的事件をもとに映画化〜と紹介されているが、パッケージデザインはエンタメ戦争アクションの体裁。こっちを期待するとガッカリする事間違い無し。
トルコの国威発揚映画、もしくは「クルド人にされた事を我々は忘れてはならない!」という意味合いで作られた愛国映画だと思われる。
詩作が好きなトルコ人らしく戦争映画も叙情的。戦闘シーンでわざわざライトを焚く様な演出は無いし、もっぱら兵士たちの日常を描くため地味っちゃ地味。恐らくトルコは皆徴兵制やなってシーンも。親日国トルコがどんな国なのか勉強がてら見るっていうならアリかも。

元ネタは’92年に起きた襲撃事件との事、劇中では'93年になっているのであくまで実録映画ではないという体か。
数年前ニュースで見た「テロ集団ISが恐れるクルド人」って何者⁉てネット検索した時初めて知ったトルコとクルド人の対立の歴史。今作でも根深く現在進行形であることが強くうかがえる、あくまでトルコサイドの描写なのでクルド人が100%悪という描写ではあるけど。

雲海を遥か下に見る山頂の基地の標高は一体何㍍⁉。国境を守るカラバル駐屯地に新しく小隊が着任したのはええけど、歩哨が居眠りしてたもんやからさあ大変😱極寒の山頂で延々と続く全体朝礼の隊長訓示が凄まじい。これが前半の山場かも😏
激しく叱責しながらも部下の弔い合戦に復讐の血を燃やす隊長が肝心の戦闘では指揮能力を全く発揮しないのが哀しいっちゅうかなんちゅうか。
「悲しいけどこれ戦争なのよね」
クルド人強えぇぇ
mash1966

mash1966の感想・評価

2.5
http://mash1966.hatenablog.com/entry/2017/06/02/201601
風来坊

風来坊の感想・評価

2.2
イラクと隣接する極寒の険しい山岳地帯で国境警備に当たるトルコ軍の駐屯守備隊が、クルド人武装組織の襲撃を受けて窮地に陥りながらも反撃に転じる様を描いたトルコ製の戦争映画。

全体的に抑揚が無く淡々としている印象。戦闘シーンはあまりなく、兵士達の活動を通して兵士それぞれの人となりや国境警備がどれだけ過酷かをトルコ国境の過酷な大自然をバックに描いています。ですのでパッケージのような戦闘満載の戦争映画を期待するとメチャクチャ退屈です。

人間描写を丁寧にしているというのはありますが、如何せん長過ぎるしそりゃ愚痴もこぼしたくなる任務ですがシンプルな愚痴じゃなく遠回しな愚痴にイライラします。隊長の人柄にもイライラ。説明もあまりなく場面展開が急だったりして分かりづらさもありますね。

溜めに溜めた分、クライマックスの戦闘シーンは爆発シーンなど臨場感があって迫力があるが暗闇の中での戦闘で敵味方双方標的の位置に見当を付けて銃を乱射しまくるという戦争映画としては珍しい戦闘シーンなので分かりづらいので何とも言えない感じになってしまってます。最後の方はホラーぽい感じもしました。

期待した物と違い残念。戦争というか紛争の虚しさは伝わっては来ますが、良い意味で期待を裏切られる事もなく物足りなさだけが残りました。それでも貴重なトルコ映画ですし人間ドラマ人間描写を中心にした戦争映画がお好きな方には上手くハマるかも知れません。
まほに

まほにの感想・評価

2.8
戦争映画ではあるが戦闘シーンはさほどなく、作品のほとんどが兵士たちが戦地でどのように過ごしていたかに照準が当たっている。
早く夜が明け朝が来ることを願った
ぎるて

ぎるての感想・評価

2.5

トルコ産の戦争映画。
戦争というか国境付近トルコ山中のトルコ軍駐屯地部隊とクルド人ゲリラとの戦い。

あまり映画産業が旺盛でないような国(といっていいのか)の現代戦を描いた戦争映画にありがちな見にくさが詰まっていた。

お話の筋立てに対して映像でそれが崩壊している。たぶん演出面でカッコつけすぎたんだろうという感じ。
クライマックス、夜襲を受ける救いのない戦闘描写はよかった。
山中の真っ暗闇の中、敵の位置もわからない。ライフルのマズルフラッシュだけが辺りを照らし、がむしゃらに撃ち続ける以外に選択肢のない状況。
ここらへんの20分で2.5点。

けれど、別にこき下ろすような映画では決してない。兵役に従事させられる若者たちの、彼らの望ましい日常が駐屯地内に入り込んでいる描写は、エンディングに向けて一層の悲壮感がある。
あまり当事者の国でないのでそこらへんの感覚が遠いのかもしれないが、たぶんこういうのがイーストウッドとかに撮られると途端に世界中の大ヒットを巻き起こすんだろうという映画。