相田さんの「観察映画」のひとつで、瀬戸内海の小さな港町の生活を他者の視点で観察するドキュメンタリーである。現代の高度な生産技術と消費社会から見ると不器用に見えるこの港町の生活は、実は様々な関係が豊か…
>>続きを読む後半に至るにつれ込み上げる、理由を説明したくない凄まじさや圧迫感は、おそらく私が幼少期に、イナカの小さな町で生活してきた経験がもたらす抑圧なのでしょう。
ただあるがまま、その時間になったから流れた…
・結論から書くと古い日本の風景や営みをありがたがる都会の搾取的な眼差しみたいなものをちょっと感じてしまって苦手なトーンだと思った(白黒の編集も含め)
・都会の人間が撮った田舎って感じがしたな(その…
前作「牡蠣工場」に続き、瀬戸内海の町をモノクロで観察した本作は、前半は過疎化し高齢者が多く住むこの町の漁業(とは言ってもごく限られた世界の中での)の仕組みや流通を観察する。跡継ぎの不足、漁獲量の減少…
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