恋の狩人 欲望の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『恋の狩人 欲望』に投稿された感想・評価

土偶
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日活ロマンポルノに名を借りた60年安保世代と70年全共闘世代のせめぎ合いと夢破れた安保世代たち。ブルーフィルム撮影のシーンが70年代の若松プロを描いた「止められるか、俺たちを」がちらついて仕方なかっ…

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安保闘争に疲れたルポライター。田中真理に密着するが、自信に満ちた生き方に、かつての自分を思い返す。敗北感、挫折。安保闘争とは。

「ラブ・ハンター 恋の狩人」(1972)が猥褻罪で摘発された山口清一郎監督と田中真理のコンビが、摘発を映画に盛り込んで放った反抗的な次作。本作が問題視され二人は日活をクビになった。劇伴に頭脳警察3r…

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2.3

前作以上に観念的な内容だったのでしんどくなったが、それでも60年代の安保世代を象徴するジャーナリストが70年代を満喫する若き女性と結ばれているもそのギャップに苦悶していくという展開に世代間の埋められ…

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mi
4.0
生々しくあることと観念的であることが同時に存在していて良かった
masat
2.9

安保闘争後遺症映画。まるでヴェトナム後遺症映画、PTSDシネマと同じ匂いを感じる。『ローリング・サンダー』(77)『帰郷』(78)や、極端に言うと『ジェイコブズ・ラダー』(90)に近い匂い、だ。

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この監督には田中真理さんを活かすのは荷が重い。
頭でっかちで屁理屈コネ回す男の気がするが(偏見)、田中さんが勿体ない。野良猫に小判だ。

松山昭夫さんもぶん殴りたい顔で更にムカムカ(笑)「悪魔の沼」…

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いまひとつ苦手な題材だけれど映像の美しさには抗えない。真理さんかっこいいス。
び
3.0

田中真理目当てで観た。学生運動に青春を捧げたルポライター松山昭夫が、田中真理に感化される話。序盤の松山昭夫と盲目嫁のセックスシーン。中盤の田中真理のフェラする際、テキトーにチラつくボカしが酷くテンポ…

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日活ロマンポルノの摘発に対するレジスタンス、ブルーフィルム作りで革命するゴダール「中国女」オマージュ風な作品。冒頭、赤いセーターとデニムのパンタロンで颯爽と現れる田中真理様にしびれる。真理様がアンヌ…

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