【スパイ合戦の末に残るはさまざまな愛の形】
ストーリー:3.5
芸術性:3.8
演技・俳優:3.8
演出:3.0
感情の揺さぶり:3.0
2025年92本目。
全編モノクロで展開される、太平洋戦争…
Filmarksの「あらすじ」をちらりと見て、ロウ・イエ作品で、なにやら1941年を舞台にした「スパイもの」らしいという程度の情報だけ知って配信で鑑賞。
モノクロで、キャメラは基本的には動きっぱな…
序盤全然ストーリーわかんないけど、中盤あたりから急にわかるようになってきてあの時のあれはこういう意味だったのか!とアハ体験。この時期を描いた中国映画としては、すごく距離を感じる。抗日感情も読み取れな…
>>続きを読む劇中劇と現実と企みとが交差するロウ・イエ監督のおしゃれなスパイ映画。好みだった。ラストの余韻と謎かけをまたひとつ残して、上海の女優はどこに…
中島歩さんの作品を探していたら、偶然にも太平洋戦争開戦…
日本が真珠湾攻撃を行う1週間前の上海の出来事。
日本軍の暗号解読に躍起になり暗躍するスパイたち。
中でもユー・ジンは自分が妻にそっくりな古谷三郎に接近し、暗号を聞き出そうとする。
全編モノクロにな…
日本による真珠湾攻撃直前の1941年12月1日、中国・上海。スパイとしての顔も持つ女優のユー・ジン(コン・リー)は、新作舞台「サタデー・フィクション」の上演を控えていた。彼女は太平洋戦争開戦の情報を…
>>続きを読む手持ちの撮影がノワールでこんなによく似合うと誰が思っただろうか?すべてのフレームで雰囲気が溢れている、絶対に美しい外観の映画。ストーリーはかなり飛び回って、時々霧のように感じますが、サタデーフィクシ…
>>続きを読む2019年製作でもともとは2020年公開予定だったがコロナ流行で延期となり、中国本国では2021年に、そして日本では2023年になってようやく公開された。
いやぁ、面白かった。主要人物のほとんどが…
これがカラー映画だったら、かなり血生臭いシーンも多く辛くなってしまいそうだが、本作は耽美なノワール映画。雰囲気あるカメラワークで映し出す、ノスタルジックな上海租界と、そこに暗躍するコン・リーら俳優陣…
>>続きを読む©YINGFILMS