改めて見返したらやっぱりすごい作品だ。
作品中で積み上がるメタファーは明確だが、読み解いたとしても作品の核には迫れない。なぜなら核もなにないから。
作中の人物はその空白に対して意味を持たせようと…
イ・チャンドン監督作品視聴3作目。
生々しく美しい映像、明確な描写がないまま不穏に進むストーリー。虚栄心とか劣等感とか劣情とか…認めたくはないが自分の中にある嫌な感情や思い出したくない経験をほじくっ…
課題鑑賞で初イ・チャンドン。よかった、というか結構好きかも。イ・ジョンスの受動的な佇まいが好きだったのと、猫はいるのかいないのか、光が一瞬差し込むたこ部屋住みのファムファタールヘミもとてもいい。原作…
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答えがはっきりしないミステリーか…と村上春樹原作なので、そのような気はしていましたがその通り。その答えを観客に委ねる作品。何種類かの答えがある。何種類かの楽しみ方がある。どの解釈も面白い。それがこの…
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狂気が今か今かと水面下を蠢くように話が進んでいく。
最近、村上春樹の「女のいない男たち」の小説について人と話していたこともあり、自分だったら誰かを失うことに対する孤独感や喪失感と、どう折り合いをつ…
村上春樹原作&撮れば全て傑作のイ・チャンドン監督作。夕暮れの赤や夜闇の藍など圧倒的な色彩で全編を覆い尽くす。
3人の言動に絞るミニマル構成は黒澤明『羅生門』を想起させ、現代韓国の抱える諸相がスティ…
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