春の夢の作品情報・感想・評価・動画配信

「春の夢」に投稿された感想・評価

初めて観るタイプの作品だった。ちょっとよく分からない部分もあったりしたけど、見終わった後に夢をみていたような感覚になった。特に事件が起きるわけではなく、ゆっくりと物語が進んでいくので、最初は大丈夫なのか不安だったが、全体を通して考えると嫌いじゃない。
マドンナ的存在であるハンイェリと取り巻きの男3人組のゆるゆる~っとした日常。

映画監督が演じたそれぞれが個性的でいつもつるんでる3人の男たち。昼間から飲んでるようなまともな男たちではないのだけど会話や行動が愛らしく魅力的。(あわよくばハンイェリとどうにかなりたかったり…)

ラストの急展開にはびっくりしたけど、
ちょっとファンタジーっぽさもある不思議な作品で、その浮遊感がめちゃくちゃ好み。春の夢というタイトルも納得。
barakachan

barakachanの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ご近所こ映画好きの方に「慶州」の話をしたら、同じ監督と判明し、貸して頂いた。

リアリスティックかと思えば、どこかファンタジー。
チンピラ、脱北者、お金持ちだけど頼りない…そんな器用に生きれない3人組が、中国から来た朝鮮族のイェリの居酒屋に入り浸り、気が付けばお互いを心の拠り所にして生きてる。春の夢。

でも最後イェリはちょっとかっこよい男の人が店に来て、永遠に帰ってこなかった。やっぱりイェリもいっぱいいっぱいだったんだな…

調べてみたところ監督自身が中国延辺出身だった。
この弱者への優しい眼差し、その土地に馴染んでるようで、どこか他者である眼差しはそこから来てるのかな。
この監督の映画、気になりまくってるけど、なかなか観れないのが残念!
asperin

asperinの感想・評価

5.0
とある小さな酒屋の女店主(ハン・イェリ)のもとに集まる、街をうろつくチンピラ(ヤン・イクチュン)と躁鬱病の脱北者(パク・ジョンボム)、挙動不審な地主(ユン・ジョンビン)の少し変で優しい日常。

ハン・イェリ以外の主要な登場人物三人は全員、韓国若手監督という不思議なキャスティングだが、やっぱりヤンイクチュンの演技が良すぎて、とても幸せな100分だった
鏡に写す本当の姿や、詩の朗読や意味ありげで何なのかよくわからないお祈りクローゼット。4人で撮る写真は、故郷のない4人にはまるで家族のよう。優しくてどこか頼りない白黒の世界は春の夢であった、とさ
たのしいとこもそれなりにあったけど、トータルでは眠くてよくわからんというのが正直なところ。まあよくわかるように作るとこうはならんだろうから、これでええんやろうな。

でもハン・イェリとヤクチュンはホンマうまいなあ。
また評価が高くなった。
Misakey

Misakeyの感想・評価

3.5
3人の無職の男が居酒屋の女店主とふんわり過ごす夢のような時間を観る映画。

白黒映画。評価は分かれるかな。
後から考えるとなるほどーっ!と思う事はあるけど…。
とりあえず私は寝落ち。起きて観なおし。

これの何が凄いかと言うと、3人のふらふらした男性が全員映画監督。
みんな演技が上手いのねぇ。
イクチュンは演技が上手いのを知っていたけど、他の2人もなかなか。
イェリと良い感じの絡み具合。

というか、芝居を観ているというより、ドキュメンタリーなのでは?
と思うぐらいお芝居上手いな。
ズッコケ3人組大人版みたいな雰囲気。所々日常の盛り上がりがうっすらあるのも近いかな。
まぁ、ズッコケ3人組はもう少しドラマチックな気もしなくはないけど…。
ただ、木登りだけでお話になるから近いものがあるかも。

もう1点は、何事も無いように見えて、尖った設定が多い。
みんなワケあり過ぎ。

前から思っているんだけど、韓国は詩人の国だねぇ。
学校の授業で小説系・説明文系と同じ比率で詩の授業があるのかな?
日本人が川柳考えるのと同じぐらいの身近さに詩があるような気がする。
(たとえがおかしい?)

あとでじわじわ来るので、良かったんだと思うけど
個人的には残り少ない人生でこれをわざわざ選んで観なくても
という感はあるかな。

若い人とこういうテイストが好きな人にはおススメ。
TakaKo

TakaKoの感想・評価

3.4
安居酒屋の若い女店主と働いているかどうかわからない冴えない男三人組がひょんなことからとんでもない大冒険に!
、、、なんてことはなくただただ無為に過ごしていく日々と味付け程度に少しドラマを絡ませた映画。
無職の時に見たい作品。
無職にはなりたくないけど。
すー

すーの感想・評価

4.0
とても好きだった。
まどろみの中いつまでも覚めないでいて欲しい夢のような。冴えない男3人組と居酒屋の女主人。3人それぞれ淡い恋心を抱きつつも絶妙に発展しないし、まるで小学生みたいな。大人になりきれない大人の滑稽で愛おしい日常。
yotturn

yotturnの感想・評価

4.0
世の中から少しズレた大人のゆる〜い青春映画。

終始淡々。
白昼夢。
憂。
『ミナリ』公開前に大好きなハン・イェリをガッツリ見たくて鑑賞。

居酒屋の女主人としがない三人の男たち。三者三様に恋心はあれど昼間から酒酌み交わす何も発展しない日々は正に覚めない夢の共有、その心地良い一体感とうら悲しさを観念的に見つめる物語。永遠に幻想に浸れれば心は健康だがそうもいかず無傷ではいられない。ありのままの生とは?が心に迫る良作!

簡素な居酒屋を営むイェリ目当てに入り浸るチンピラや脱北者などお気楽3人組。外部との絡みも多少はあるけどほぼ隔絶された共同体としての妙な調和wけど突発的に挟まれる共有時間の終わりが何とも儚く、怖く、個を突き付ける。
ダラダラと一見退屈やけど哲学じみた深み、モノクロ映像も夢と現実の境界を曖昧にする。

そして何と言っても3人のダメ男を実名で演じるのがヤン・イクチュンをはじめとする韓国の若手映画監督たちってのが面白いしw良い意味での華の無さも作風に合ってる。またマドンナとして彼らに囲まれるハン・イェリも役名そのままに掴み所ないキュートな魅力を爆発させてる。
てか言葉にするのが難しい映画でした。

『悪いやつら』『群盗』『工作』など次々とイカつい傑作を送り出してきたユン・ジョンビン監督がモジモジ男を好演してて笑えるしw抑えられない恋心も可愛い!
またハン・イェリの認知症の父を演じるのはイ・チャンドン監督の弟らしく面白い配役。そして物語はどことなくホン・サンスっぽいw
なので好き!
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