ベンの登場時から嫌な感じ、嫌な笑みがすごい
常時暗めの映像、でも空が見惚れるくらい綺麗で写るシルエットも魅せるものがある
ヘミは特別な感性の女性として描かれるのかと思いきや(ジョンスにとっては勿論特…
「韓国はギャツビイが多すぎる」
村上春樹の1983年の短編『納屋を焼く』をイ・チャンドンが韓国を舞台に現代劇として映画化した本作。
社会が高度に発展していく過程の裏で生じる現代の「階級闘争」とも…
「そこに何かが“ない”ということを忘れればいい。それがパントマイムのコツだ」。初めから彼女の存在がなかったかのような自然さ、その冷徹さ。世界の冷たさ。目には見えないが確かに存在するものを信じるヘミ。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
イ・チャンドンといえばイノセントな登場人物、ベンがこういう子が好きだと連れてくる女性たち。
ベンの言う「さびれて役立たずで邪魔者で、俺に燃やされるのを待っているように見える」的な台詞は、水のない井戸…
語り口が絶妙で、空の美しさが段違い。
パントマイム教室笑ってしまった。メタファーしぬほどあるんだろうけど、「何か言っている」の牛の眼よ。。
想像できる解釈をあれこれ話しながら見たけれどどれもあり得そ…
良い意味で違和感があるというかミスマッチなシーンが多くて、心に残った。セールの売り子がK Pop(?)踊りながら呼び込みする冒頭から引き込まれたし、富裕層の集まる場で舞うアフリカの踊り、貧しい実家の…
>>続きを読むやっぱり絵がいいな。イ・チャンドンは。
村上春樹の臭さがいい感じに消えていたのと、韓国社会の貧富の差がうまく映し出されていたと思う。ヘミを思う気持ちが報われず、父親も有罪になり、貧しさの中で牛も売り…
©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved