記憶に残っている範囲では、刀が人を殺す道具であるということを真ん中に置き作られた時代劇を観たのは多分初めてのような気がする。
暴力を前にして人間に起こりえるあらゆる感情を少人数/限られた空間だけで…
単体として見れば見事な出来だが三部作の前後「野火」「ほかげ」と比べてしまうとやや見劣りする作品。だが作品の持つエネルギーはそれら同様凄まじいものがあり、なぜ人は刀を振るうのかを哲学的に描き出す。
三…
塚本晋也監督の戦争3部作と聞いて、ネルソンさん上映記念リバイバル上映で観てきました。
戦争3部作と聞いていたので、舞台の時代背景(幕末あたり?)に違和感を感じていました。
観覧後の反省として言えるこ…
先日『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』を観て、以前何かの記事に塚本晋也監督の戦後三部作『野火』『斬、』『ほかげ』と書かれていたのを思い出し、本作だけ観ていなかったため観てみると、なんと江戸…
>>続きを読む公開当時は時代劇だと聞いて観に行ったから、こんなにも前作『野火』の精神性を引き継いでいることに驚いた。
まずファーストカットから『野火』を思い起こさせる炎で始まる。
その炎が刀=暴力装置を生み出す、…
時代劇なのに、もはや時代劇とは言えないレベルのリアリティ。
人を斬る事とは何なのかをこれでもかと問いかけてくる作品なので殺陣もスタイリッシュさなんてかなぐり捨てた凄惨なアクションです。
人を斬れるよ…
『斬、』
製作年 2018年。上映時間 80分。
映倫区分 PG12 製作国 日本
塚本晋也監督が、池松壮亮と蒼井優を迎えて描いた自身初の時代劇『斬、』は、従来の時代劇が描いてきた美化された武士道…
ネルソンさん公開に合わせた塚本晋也監督特集にて。幕末、ある農村を手伝いながら若い農民に剣術の稽古をつけたりしている浪人が、腕の立つ武士を集めて江戸を経由し決戦の地京都へ向かおうとする七人の侍でいうと…
>>続きを読む人を斬るとはどういう事なのか
人を殺めるとはどういう事なのか
侍も百姓も皆人の子である
侍の魂を美徳として描くのでなく人を斬らざるを得ない侍として産まれた1人の人間の恐怖を描く
それは江戸末期当時の…
KAIJYU THEATER