しみじみ愛について
貧しそうな漁村の風習がよくわからない部分はあったものの
死がすぐ近くにある場所は生きているだけで喜び、生を楽しもうとするのか?
いろんな言葉で一組の夫婦が愛を語る
愛が老いるとい…
アンニュイでゆったりとした時の流れを感じる雰囲気が素敵。人々の日常生活の描き方もさりげなく巧い。
夫婦の会話、理屈っぽいが耳を傾けているといつの間にか聴き入ってしまう。これはラブストーリーだったのか…
夫婦、そして漁村の危機を描きながらも、物事は自然に任せるように静かに進んでいく。何気なくみせて、物語はこれ以上ない完成度って凄い。
夫婦の会話を聞いていると、奥さんの不安感が強いのかな、と思って…
共感できないラブストーリーとして大好き。
共感ははちゃめちゃに強い武器だからこそふりかざされると萎える時がある。不毛なモノマネを見てる気分になるのかも。その点この2人の言動の75%くらいは共感でき…
メロドラマ(男女劇)とトポス(場所)。
この2つの要素が対立することなく、溶け合うように共存しながら、映画の語りを深めている。またそれは、劇中で唯一用いられる音楽(クラリネットの二重奏)のように、…
全体の雰囲気や、資料としての価値は理解できるが、今の時代に楽しめるかというと、正直かなり退屈な作品。
ヌーヴェルヴァーグの先駆けとして資料的な価値はあるし、セリフで押していくスタイルもアリだと思う…
(c) 1994 AGNES VARDA ET ENFANTS