カンヌ国際映画祭にてカメラドール(新人監督賞)を受賞。ベルギー出身のトランス女性ダンサーのノラ・モンスクールから着想を得た作品で、プロのバレリーナを目指すトランスジェンダー女性ララを描く。
※監督…
思春期のコンプレックスとなりたい自分と現実の自分
それだけでも充分すぎるくらいしんどいけどそこに加えてジェンダーの壁。
多くを語らないけど 彼女の表情や怪我や色んなものが彼女の言葉にならない辛さや…
どれだけ恵まれた環境であっても、周囲の人々の意識が変わらない限り辛い。彼女は思春期なのに加えてバレエ学校に通っているため、更に周囲の視線や自分の体を意識して追い詰めてしまって、とても苦しくなりました…
>>続きを読むオープニングの囁き声で決まったが、静かで綺麗な映画と思った。台詞は多くなく、作品通して淡々と進む印象だけど、内に秘めた熱意や苦しさが伝わる演技。
バレリーナを目指して、家族の後押しを得て、名門校に…
「なりたい自分」を目指してもがく16歳の話。
"ミロのお姉さん?"とミロの担任から問われた時に柔らかな笑顔を見せたララ。
転職や転校をしてまでも名門バレエ学校への編入に協力する家族、女性として接…
思春期の年代のGIDテーマの作品は初めてで考察が深まった。
全編に漂う、張りつめた糸のような緊張感は、主人公の揺れ動く、言葉にならない、満たされない心情を推量させる。
現代の人間は、太古より“中…
親と子の絆。
父と娘の絆。
家族の絆。
彼女は舞う、傷つきながら、悩みながら舞う。
たとえ、身も、心も、ボロボロになりながらも舞い続ける。
最後は決断する。
衝撃のラストに息を飲む。
そして、希…
ラストの自己手術も全然唐突じゃない。そりゃやるよって思うくらい、本当にララがしんどそうとか、あんな理解があるお父さんにも言えない思春期の感じとか、芝居と演出だけで納得させるの凄い...
これく…
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