20歳=大人にならない19歳ならではのモラトリアムな時期に撮られた道本咲希監督による私小説的な作品。自身が主演。
大阪の淀川かな、川沿いを舞台としていて、阪急電車が写ったり、自然な大阪弁がすっと入…
このレビューはネタバレを含みます
家でも学校でも人間関係が上手くいかない19歳の主人公
しかし漠然と20歳になったら死ぬと思っていて、だから上手く行かなくても大丈夫だと思っている
途中まではそうだよなぁという気持ちで観ていたけれど…
就活が上手くいってなさそうに見える、でもカメラで写真を撮る趣味がある友人に対して、わざわざ話しかけて、カメラで写真を撮らせてもらえるよう頼んで、「カメラ、落としたら壊れる?」と聞いてから川に落とそう…
>>続きを読む20歳で死ぬものだと思ってた。
そういうサキが同い年の友人と、でも全然違うことが示されていく。彼女の就活の写真を趣味であるカメラで撮ってあげる時、悪気なくそこに断絶があるように思える。
監督によるセ…