アマンダと僕の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(8館)

「アマンダと僕」に投稿された感想・評価

友人の映画監督お薦めで観ました。
品のあるいい映画ではあったけど、最後のシーンは残念かなぁ…無理やり結に持っていった感が。
のこ

のこの感想・評価

4.3
第31回東京国際映画祭の東京グランプリと最優秀脚本賞を受賞したドラマ。
大切な人を失った二人~ある日姉がテロに巻き込まれて亡くなった。
姉と凄く仲が良かったダヴィット(ヴァンサン・ラコスト)は深い衝撃を受け、困惑している中、まだ母親の死を受け入れられない姪のアマンダ(イゾール・ミュルトリエ)のお世話をすることになる。

二人は消えない悲しみ抱えながらも それでも前向いて
一緒に生きて行く!!
しっかりしてそうなアマンダも 7歳!
怖い夢をみたりすると泣きだして~
優しいダヴィッドは子育てなんてしたことがない まだ自分の人生方向はっきりしない頼りない24歳の男性で母親代わりにはなれないけど 一生懸命愛をこめてアマンダのお世話をする。 
彼は本当に愛ある素敵な男性^^ 
ダヴィッドが 一緒にいてお互い耐えられそう~?
今に分かるわ~とアマンダ。
お互いにお互いを必要としていく、人生立ち直っていくその過程に深く感動! 
前半は仲良し姉と弟のパリ街中を競争しながら疾走する 
自転車シーンは爽快で^^(仏人だから自転車あのように走れるけど 車多くてここで事故るんじゃないかと心配しながら観ていた パンクしながら姉は走ってるし~ テロは突然だけど自転車でも事故死ってありえる映画でした パリは行ったことがあるけど人がめちゃ多くて車も)
後半、ダヴィッドは姉の死の現場に近づいていくと母を失ったアマンダは、ダヴィッドが漕ぐ自転車の後部席で彼の背中にそっと頬を押し当てる。
そして気持ちの整理がついた二人は かつての姉とダヴィッドのように 競争しながらアマンダとダヴィッドは駆け抜ける~^^
喜びと悲しみを 自転車レースのように爽やかに描いて!

また7歳のアマンダちゃん 表情が可愛く
応援している選手が絶対絶命のピンチ!!
ラストのテニスの試合観戦時の彼女の顔の表情に
私 めちゃ泣かされました!!
諦めちゃいけない!! ダヴィッドの最高の言葉😊

素敵な作品です。是非劇場でお楽しみください。
Marrikuri

Marrikuriの感想・評価

4.2
アマンダちゃんを、食べると美味しそう。。。

不快な要素がない、弱酸性ソープみたいな優しい現代欧州映画。
結末には強さがない。けど、観戦スポーツに自分のプライベートを重ねるっていうのは、私も体験ありだから、納得。
半年後頃には本作の内容を私たぶん忘れ去ってると思う。たった一度でも観れば一生涯の宝物になるヤスミン監督の『タレンタイム』なんかよりは、かすかに似ててもはるかに薄いから。
でも、半年後に記憶から消えていそうっていう程度の石鹸映画であっても、ある日ある時の私(たち)の心を洗ってくれたということの、ありがたみ。うん、良作。
「Elvis has left the building」
ーエルヴィスはもうこの建物を出ましたー
エルヴィス・プレスリーのコンサートが終わって、騒ぎ続ける観客に司会者がそう放ち鎮めたと言う。
「ショーは終わり」、
「お目当ての人はもういない」、
ということから.
「楽しいことはもう終わり」という意味に使われるようだ。

冒頭で、母が読む本のタイトルの意味を聞かされた娘はその意を"面白い"と言う。

皆何かが欠落している。
それは確かに不幸な事実かも毒素かもしれないが、それが日常の底に沈殿してしまえば、消えないまでも、どうにか生きていくことは出来るし、希望を携えて生きていくことは可能。

風がそよぐ新緑のパリの日常が美しい。
物語は予想もしない展開を見せ、物騒な風景がその日常に違和感を加える。

幼き女の子、大人未満の若者、大人、それぞれの視点が離れたり重なったりしながら進む物語は起伏が激しくも穏やかでもある。

対岸の火事ではない。
5年後、10年後の日本の街に、今はまだ予想だにしない風景が加わっていると思う。

受動も能動も一つの決断だ。
どっちを選ぶかは自ずと決まっている。

〜〜

姉弟が幼き頃に去った母の名は、アリソン・Mと手紙にあった。

今日の一曲は
アリソン・モイエがいた80年代初頭のエレポップ黎明期のヒット曲。

Yazoo - Only You

https://m.youtube.com/watch?v=SdvZa46xb3M

後のEBTGなどにつながる系譜。

2019劇場鑑賞69本目
JJ

JJの感想・評価

3.9
突然襲ってきた悲劇を過剰に演出するのではなく、受け止めきれない悲しみのなか、淡々とリアルにこなさなければならない現実があり、日常があり、そこを丁寧に丁寧に描くことがこの映画の強い意志というか、核なんだとわかるし、この描き方がとても上品で知的で現代的な感じがした。大切な人がいなくなってしまっても、変わらぬ美しいパリの日常の風景は残酷でもあり、癒しでもあるかのよう。

またしてもステイシー・マーティンが超絶可愛い。。
m

mの感想・評価

5.0
とてもとても良かった。あらすじや予告、キャッチコピーだけ見て普通の感動ものと思わないで観て欲しい。ただのお涙頂戴物語では全くないんだよ。。。

エルヴィスは建物を出た=おしまい、望みはない

これをラストシーンにも持ってきていてアマンダの想いがいちばん溢れるところだった。観ているときは涙をボロボロ流して泣くという感じではなかったけど、観終わってご飯食べているときに想い出してどんどん悲しくなって涙が出た。

映画とは関係ないのだけどあの言葉は自分にも突き刺さる部分があり、いろんなことに気付かされた。登場人物たちは皆とても個々を大切にしていて自分を大事にしていた。

この映画も私の言葉のセンスの無さでは全然上手く感想が書けない。

登場人物が皆それぞれ本当に素敵でいとおしくてたまらなかった。

映画の終わり方もすごく良くてエンディングでかかる曲、この映画の雰囲気に合わないようでいてなんか不思議なんだけど合わないわけもなく本当に良くて、調べたらジャーヴィス・コッカーという人のこの映画のために書き下ろした曲らしい。

あと最後にシャンタル・アースに捧ぐって出てきて誰だろうと調べたら、監督のお母さんでこの映画の撮影前に亡くなったらしい。自分の想いをアマンダに重ねたのかな。

両親でも、恋人でも、片思いしている人でも、友人でも、誰でも大切な人を失う経験はすると思うけれど、それを乗り越えるのは本当に辛い。

素敵なシーンや台詞がたくさんある。
もう何言ってるかわかんない。

あああああ!!みんな観てくれ!!
[やさしい映画だが、テロ攻撃である必要性は分からない] 70点

アマンダよりも"僕"よりも予告編のステイシー・マーティンの太ももと吊った右腕に釣られて、わざわざ恵比寿くんだりまで遠征してきたわけだ。去年のTIFFでグランプリを貰ったにしては、結構早めの公開となった上に、前作『サマー・フィーリング』まで来るとは一体誰に感謝すればいいんだろうか。

姉が突然亡くなって姪を引き取るとなれば、その原因は交通事故くらいが今までの映画なんだが、本作品での原因はテロ攻撃によるものだった。しかし、正直なところテロ攻撃と交通事故という原因については可換であるように思う。その後の展開がほんわかし過ぎていて、例えば事件翌日の早朝に近くの公園まで散歩に行ったり、街に警察官が少なかったり(いるにはいる)、小学校なんか門番もなく門開けっ放しだったり、妙にリアルじゃないのが少し気になった。時代設定がいつなのかはよく分からんが、あんだけ一般人が死ぬようなテロがあったら、シャンゼリゼ埋め尽くすくらい追悼の行進があってもいいだろうし、ダヴィドやアマンダがいくら社会から隔絶されている(無職と小学生)とはいえ、あんだけ街が静かってことなないんじゃないか。フランス行ったことないから知らんけど。
ただ、原因をテロ攻撃にすることで、一気に同時代性は帯びてくるとは思う。フランスではここ最近テロ事件が多発しているから、その遺族に寄り添うような話運びはやっぱり評価されるのかしら。IMDbだと7.1…微妙…。まぁ一応の利点として、テロにすると加害者を個人で描かなくていいってのはあるよね。交通事故とかにして加害者が出てくると軸がブレブレになるし、その点選択としては間違ってないんだけど、どっちが先かは分からず仕舞いっすね。

と、原因について乗り越えてしまえば、あとは笑顔の可愛いラコストと絶妙なタイミングで泣くミュルトゥリエの独壇場である。姉弟がシュークリームを買ったアマンダを見下ろす高低差が、叔母の家のベランダにいるアマンダを見上げる高低差に結びつき、双方が双方の保護者として互いに成長させ合う美しき親子関係を結ぶことになる。

そして、突然モラトリアムから引きずり出されたラコストが、唯一弱味を見せられる相手としてステイシー・マーティンが登場するのだ。完璧でしょ。ペンを返したときのメッセージのやり取りで、橋の上の彼女を振り返らせるとこは最高。ただ、"大量出血してたけど輸血してようやく助かった"って言ってる割に軽症っぽいのはツッコミ待ち?

最終的に姉の残した旅路を完了させ、母と会ってウィンブルドンを観戦することで、サンドリーヌとの想い出を"小さな石ころ"に変えるきっかけとする。エルヴィスは建物を出たのかもしれないが、曲は残り続ける!ってラストでエルヴィスの曲がかかれば満点だったけど、よう知らんおっさんの曲でした。色々惜しい映画だねえ。年末には観たことも忘れてそう。残念。
ある出来事がきっかけで物語の前半と後半でこの青年と少女の2人が送っていた日々の暮らしは全く別のものに変容してしまいます。複雑な心情と先行きの不安を抱えながらも、それでも青年は仕事に少女は学校に通うという今迄と変わらない日常を送らなければなりません。

その悲しみや喪失感はその直後ではなく時間が経ち普段の何気ない日常に戻ったふとした瞬間、突然襲ってくるもの…泣き叫ぶ訳でも喚き散らす訳でもなく人知れずごくごく自然に嗚咽を漏らすこの2人の姿は自分も同じ経験があるせいか、自然に目が潤んでしまいました。

偶然にも同じ日に鑑賞した音楽映画『ハーツ・ビート・ラウド』では、主人公の女の子が乗れなかった自転車を乗りこなす事で過去の辛い記憶を克服しようとするエピソードが挿し込まれています。恋人の協力もありその努力が身を結び、街中を笑顔で駆け抜ける様はとても爽快に見えました。

奇しくも今作でも自転車が一つのキーアイテムとなっており、パリやロンドンの都会の街並みを颯爽と走る場面が印象的に映し出されます。確かに自転車は自分の脚で漕ぐ事で前にしか進むことしか出来ないものだし、スピードを上げるのも緩めるのもそして行く先を決めるのも自分次第ー。

前途多難は承知の上、それでも笑顔を交わしながら穏やかな街並みをゆっくりと自転車を走らせる2人の姿には「幸あれ!」と目一杯のエールを送らずにはおれませんでした。
荒木精

荒木精の感想・評価

4.3
切ないけど優しく、ステイシーマーティンが素晴らしい。DVD出たら即効で買う。 #M会
caramel

caramelの感想・評価

3.7
ステイシー・マーティン、すごく好き。
期待に違わず良い映画。

ふとしたときに泣きたくなったり
なんでもないときに
他愛もないことを思い出して寂しくなったり

アマンダが特別いい子でもなく、
僕も特別いい人ってわけでもなく、
無理にドラマチックにせずに物語が流れていく感じが心地よい。

受け止めきれないほどの悲しみって
こんな感じかもしれない、と思った。
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