武家社会というシステムでの武士たちの葛藤をリアリズムで捉えているので、
ケレン味がある忠臣蔵外伝四谷怪談とは真逆の作品。
高峰三枝子の所が最も溝口的かもしれない。
ラストの切腹シーンに直接描写はない…
圧巻!!
義のため、仲間の為、主君の為死ぬ、武士道、ホモソーシャル。男なのでこういうのには弱い。溝口トップで好きな西鶴一代女と鏡写しの人物造形。
後半で思ったのは演出のモーションのメリハリだろうか…
本作は、戦時下の国策的な要求と溝口自身の映画美学が、一つの作品の中で交錯した映画といえる。
前編の様式的な演出を引き継ぎながら、忠義のために犠牲となる人間の悲劇に重点を置く。最大の見せ場である討ち…
溝口の忠臣蔵。討ち入りと赤穂浪士の最期を描く後編。本作では高峰三枝子の男装が見れる。
後編で描かれるのは討ち入りの前後の人間模様。むしろ見せ場であり活劇の宝庫でもある討ち入りの場面は描かないとい…
『元禄忠臣蔵』後篇。
赤穂浪士の一人・富森助右衛門(中村翫右衛門)は、討ち入りまで待てず、吉良上野介が訪れている徳川綱豊(市川右太衛門演じる次期将軍候補)の屋敷へ密かに忍び込み、単独で吉良を討とう…
戦中の複雑な事情が名匠の映画作りに影を落とす。企画自体がお国への忠義の高揚にあるのかもしれない。世界のミゾグチをもってしても、思うに任せない状況なのだ。
いきなり忠臣蔵の名物 松の廊下から始まるが…
松竹株式会社