元禄忠臣蔵 後篇に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『元禄忠臣蔵 後篇』に投稿された感想・評価

元禄忠臣蔵 前篇・後篇(1941)

12月14日は赤穂事件の日ということで、真山青果作の新歌舞伎を溝口健二監督が映像化した「本物の忠臣蔵」を観てみることに。建築監督には、後の日本映画界の巨匠・新藤…

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1942年、日本、時代劇。

溝口版忠臣蔵の後編。

吉良邸討ち入りシーンがない。

大石内蔵助を中心に、様々に葛藤を抱えつつ浅野家復興の希望を待つ→それが絶たれる→赤穂浪士討ち入り→沙汰を待つ→大…

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るい
3.7

溝口健二の元禄忠臣蔵、一番気になっていたのは大石内蔵助が江戸へ行く時の手形の話と討ち入りの描き方。

なんだけど、結論から言うと両方ない。

手形の話は作品によってあったりなかったりするのでそれはい…

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Yuka
4.0
なかなかアクションがない...基本何言ってるか分からないからもうちょいアクション欲しい....でも監督のこだわりが滲み出てるから許す
かの戦争直前にこんな忠臣蔵が作られていたとは。討ち入りシーンがなく、討ち入り後のエピソードも興味深い。
長くてかったるいことが功を奏して、前半からあった緊張感が焦燥感が徐々に覚悟に変わっていって、諦観の域に達して討ち入り省略がなんかめっちゃ痺れた
観てよかった
3.8

溝口の描く忠臣蔵の後篇。

吉良邸討ち入りは、物語中盤あたりで手紙の口頭の説明によって一瞬で片付けられ、その後ひたすら討ち入り後の浪士たちの様子が描かれる。
前篇では時代考証に忠実に描き淡々とした調…

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cil
3.5
有名な「本当に人が斬れますか」で殺陣(立回り)全部なくなった伝説
新藤兼人の解説もめっぽう面白く、溝口健二論を頭抱えながら読んでたら休みが半分終わってしまった
mam
3.2

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ見てなかったらついてけなかったかも。討ち入りシーンないのも斬新。

能の舞台とか、すごい贅沢な気分になる雅なひととき。雪がはらりとして寒椿があらわれる情緒にもため息...。

2024-16

溝口健二監督『元禄忠臣蔵 後篇』(1942)

前篇の"記録"とは異なる"ドラマ"。

「死」を粛々とおこなう。

自ら終わりを選択していくことでおさめようとする武士道に取り残された、悲嘆の声。

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