元禄忠臣蔵 後篇の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『元禄忠臣蔵 後篇』に投稿された感想・評価

るい
3.7

溝口健二の元禄忠臣蔵、一番気になっていたのは大石内蔵助が江戸へ行く時の手形の話と討ち入りの描き方。

なんだけど、結論から言うと両方ない。

手形の話は作品によってあったりなかったりするのでそれはい…

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一番の見せ場を見せないという美学。簡単に感動してくれるなと言っている。
Yuka
4.0
なかなかアクションがない...基本何言ってるか分からないからもうちょいアクション欲しい....でも監督のこだわりが滲み出てるから許す
めー
-

後編は討ち入りからの赤穂浪士の切腹まで。
戦中なのに膨大なお金がかかってて厳密な時代考証とのことで、監督・溝口の忠臣蔵をみてみた。
アクション場面は前編の冒頭のみで上品な作り。
討ち入り後のストーリ…

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かの戦争直前にこんな忠臣蔵が作られていたとは。討ち入りシーンがなく、討ち入り後のエピソードも興味深い。
後編は、忠臣蔵映画に不可欠な討ち入りシーンが本作にはない。真山青果の原作に忠実だったとはいえ、結構不評であった。真山も批判に屈している。
長くてかったるいことが功を奏して、前半からあった緊張感が焦燥感が徐々に覚悟に変わっていって、諦観の域に達して討ち入り省略がなんかめっちゃ痺れた
観てよかった
3.8

溝口の描く忠臣蔵の後篇。

吉良邸討ち入りは、物語中盤あたりで手紙の口頭の説明によって一瞬で片付けられ、その後ひたすら討ち入り後の浪士たちの様子が描かれる。
前篇では時代考証に忠実に描き淡々とした調…

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cil
3.5
有名な「本当に人が斬れますか」で殺陣(立回り)全部なくなった伝説
新藤兼人の解説もめっぽう面白く、溝口健二論を頭抱えながら読んでたら休みが半分終わってしまった
LIBRO
2.5

松の廊下を原寸大で再現したりと、時代考証や衣装は見応えがあるが、面白さは微妙
戦時中にも関わらず、人と金のかけ方が半端ない。赤穂浪士を褒めて、武士道や義理、忠義を凄く強く押し出した、多くの忠臣蔵作品…

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