ジョジョ・ラビットの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(143館)

「ジョジョ・ラビット」に投稿された感想・評価

巴香

巴香の感想・評価

4.0
ジョジョがかわいい。
オープニング最高
後半はぐっと重くなる
戦争に怯えないで済む国、時代に生きていることを改めて考える。
そしたら何も辛いことなんてない。
最後2人で踊れて本当によかった。
bf

bfの感想・評価

4.0
思いっきり笑えて、最後には泣かされてしまう。観賞後にとても優しい気持ちになれる映画でした。

予告の時点で笑ってしまったが、本編はそれ以上に笑うことができ、劇場が笑いに包まれていました。

作品全体にユーモアがまぶされているが、10歳の子供であるジョジョが戦争という過酷な状況を「経験」し、少し成長していく男の子の成長物語でもありました。

誰にでもおすすめできる感動作です。
ナチス・ドイツを子供を通しての酷さ、怖さを描かれていて凄く良かった。
ジョジョが愛おしい
ゆい

ゆいの感想・評価

4.5
思ってる以上にめちゃくちゃ良かったです。後半ほろほろと泣きました。

ナチスドイツっていう重いテーマをジョジョの目線で明るく描いててさくっと観れました。タイカワイティティのイマジナリーヒトラーが面白くて(タバコのくだりとか)、ヒトラーなのにこんなコミカルでええんか?と思いきや後半の戦地ど真ん中のシーンは観ててすんごい辛かった。ライフイズビューティフルも似たようなテーマだけど(ぼろくそに泣いた記憶が、、笑)こっちの方がもっと明るい印象!

スカヨハ演じる芯のあるお母さんがとっても素敵でした。マリッジストーリーといいダブルノミネートにも納得。大尉がジョジョを逃すために突き放すシーンとか泣けたなぁ〜〜😭😭

ナチ教徒だけどエルサに恋をしてしまって、両方とることが出来ない揺れる感じがだんだんとジョジョの表情に表れてくるシーンもよかった。靴紐最後に結べるところとかも!

生き続けよ、絶望が最後ではないっていうリルケの詩に全てが集約されていたように思います。年初めから心からほっこりする映画に出会えてハッピー!
kkm

kkmの感想・評価

5.0
恥ずかしながら私タイカ・ワイティティを存じておらずこの映画が初見だったのだけれど素晴らしかった、、、

第二次世界大戦時という重いテーマにも関わらずジョジョの愛くるしさ、母ロージーの気高さ、アドルフのおちゃめさ、他にも魅力的な役柄でとてもユーモラスにコミカルに描かれていたと思う

スカーレット・ヨハンソン演じる母、ロージーの存在に酷く惹きつけられた
ジョジョを包み込む母の優しさと同時に子供のような無邪気さを兼ね備えた彼女は、そばにいるだけでジョジョの心もエルサの心もパッと明るく照らしてくれる
自身の信じるものを正義とし最後まで貫き通した彼女は強く、気高く、誇り高いドイツ人だ
吊るされた彼女の解けた靴紐
もうあなたの靴紐を結んでくれる人はいないのよジョジョ

重くるしくなると時折出てくる"二番目"の親友ヨーキー
見た目も中身もただのデブだけどジョジョが秘密を分かち合えるただ1人の友人
彼の存在はジョジョの心の曇りを少しだけ晴らしていたみたいに見えた

そしてなんといっても記憶に残るのがタイカ・ワイティティ演じるアドルフ
私の中にあるアドルフ・ヒトラーという悪役のイメージを良い意味でぶち壊してくれた
ただそこはやっぱりジョジョの空想の友達なだけあって少し間抜けでおちゃめ
けれど時折ジョジョの背中を押す良いことを言う
うさぎは勇敢で、ずる賢く、強い
うさぎを殺せずジョジョ・ラビットと笑われた少年は決して弱者なんかじゃなくて自分の弱さと向き合える勇敢な少年だ

第二次世界大戦を10歳の子供目線で捉えた本作
10歳のジョジョから見える世界は厳しくて、あたたかくて、優しくて、面白くて、時に残酷で
少年1人に世界を変えることなんて出来やしない
だから今、できることをしなきゃいけないよね


ようやく自由になったんだからとりあえず踊っておく?
Rinka

Rinkaの感想・評価

4.6
素晴らしい映画。
映画館が笑いで包まれるシーンもあれば、最後はすすり泣く声が映画館中に響き渡っていた。私自身涙が止まらなかった。
キャプテンK 万歳
2020年13本目。

「愛は最強」

パラサイトを見た時点で「2020年個人的ベストかも」と思ったけど
やっぱり良い映画というのは突然現れる。
正直個人的歴代ベストムービー級だった。

序盤から何故だかわからないけど心が一杯に満たされて
涙が滲んできて
中盤から終盤にかけては何回も号泣した。
見終わった後はちょっと恥ずかしくて動けなくなって
余韻にしっかりじっくり浸ったあとに家路についたけど
今でもまだちょっと思い出し泣きしそう。

まず、第二次世界大戦のナチスの支配下のドイツを
コミカルに小さな少年のジョジョの目線から描いていくところが面白く引き込まれた。
考えて見れば戦争映画はシリアスなものが多いし
当時のドイツ人・ユダヤ人の関係を描くとなると尚更。

しかし、この映画はお茶目な親友ヒトラー、素敵な母親ロージー、キャプテンKといった主要人物の大人達とジョジョの関わりが非常にコミカルで微笑ましい。
ユダヤ人のエルサとの出会いから、小さな世界で信じてきたものを少しずつ疑いながら、ジョジョが変わっていく姿を見ていると心が満たされた。
穏やかな気持ちになった。

ユダヤ人は頭がいいと言われるが、エルサの知的なお嬢さん感やジョジョとの会話の中に見られる遊び心にも女性としての魅力を感じた。

とにかく、序盤は第二次世界大戦中のドイツを小市民の目線からちょっと面白可笑しく描く映画という感じで、靴を中心とした衣装の色鮮やかさや、彼らの会話がとても楽しかった。
それでも、時折戦争の無意味さや虚しさをしっかりと示唆するシーンやメッセージが織り交ぜられていた。
スカーレット・ヨハンソン演じるロージー役とサム・ロックウェル演じるキャプテンKが最高なんだよな。
母親の言葉一つ一つや仕草一つ一つに愛情と優しさと強さがビシビシ伝わってきて、父親役でジョジョに語りかけるシーンなんかは既に涙ほろり笑

やっぱり転機はジョジョとエルサでの共犯シーンから。
ジョジョのエルサへの理解が深まる一方で
ドイツ人による信じられないようなユダヤ人への弾圧の実情を突きつけられる。
やっぱり、コミカルに描いているとはいえ異常なことが起きていたのだ。
そして、極め付けは・・・・。
冒頭からの靴紐・靴の描写を繰り返し行ってきたことが、ここで効いてくる。
「言葉を失う」とはこのこと。
自分は本当に本当に辛かった。
一方で、この瞬間、自分の中でスカーレット・ヨハンソンがアカデミー賞助演女優賞受賞であることが決まった。
「正直このシーンがこの映画の一番のハイライトだな」と思ったけど
それでもまだ素晴らしいシーンが待ち構えている。

ここから一気にジョジョは疑問を確信に変えていく。
エルサへの理解。ユダヤ人への理解。エルサへの愛情。
母親にもエルサにも言われた「誰かを愛する」ということに確実な実感が伴う。節目節目でジョジョの表情がいいんだよなー。

戦争も佳境に。
ヒトラーの死を知り
コメディ担当に見えた「ぽっちゃり職員」の狂気に触れて
目の前の惨劇を目にして。。。

そして、キャプテンK。
あなたは最高だ。だって、ずっと目が優しいんだもん。
この時点で、彼という人柄が分かってきていて
次に彼が何をするのか分かっていたのに涙腺崩壊。
「母親はとてもいい人だった」という訳に対して、私の聞き間違いでなければ "natural" という英語が入っていたはず。
ニュアンスを理解しきったわけではないが、この "natural" という言葉がスッと入ってきて、ロージーが本当に生粋の優しく愛情に溢れた人だったのだと思い知らされる。
だから、ジョジョはもう大丈夫なんだ。あとは走るだけ。

最後にジョジョがどんな選択をしても
自分的にはもう既に拍手したい気分だったから何も考えず見ていた。
そしたら、急に踊り出すんだもん。
そうだった、平和になったら踊るんだった。
小気味良い音楽とリズムで映画がフェードアウトしていき、もう言葉はいらない。この時点でまた何故だか分からず号泣笑

「愛は最強」とはよく言ったもので、想像を超える大きな大きな愛でジョジョを小さな世界から大きな世界に導く物語だった。
戦争や差別が如何に無意味で虚しいものか。
それらが愛や喜びの踊りの前では如何に無力か。

「自分がかつて大事にしたかった考え方だなー」とか思い出しながら、しっかりとこの映画の余韻に浸った後に
そっとこの映画をベストムービーに設定するのだった。
公開日に早速、観てきました。
アカデミー賞に向けて作品賞ノミネート作品はなるべく観ておきたいと思って行ってきました。


第二次世界大戦下のドイツを舞台にした作品です。
ナチスドイツ側からの視点の映画って意外と少ないですよね。
ナチスに迫害されたユダヤ人を描いたホロコーストを題材にした作品は多いです。勿論、名作も沢山あります。
でもやっぱりナチスは悪いじゃないですか。
どうしても悲劇を描いた方が映画としても題材にしやすいので、ユダヤ人側から見たストーリーの方が多くなります。

でも本作はナチスの狂信的信者の10歳の少年ジョジョが主人公なんです。
本当に本作は評価というか好みが別れるでしょうね。
不謹慎な題材の映画ではあります。
でもね〜、僕は好きかなぁ。
面白さと哀しさと怒りとが複雑にこみ上げてきたんです。こんな映画体験は初めてかもしれないです。


主人公のジョジョには頭の中に友達がいて、アドルフ・ヒトラーをイメージしたアドルフという空想の友達がいる少年です。(ちなみにこのアドルフを監督自らが演じてます。)
ジョジョはナチスの訓練合宿に参加するんですね。
この訓練合宿も少し滑稽でやってる事はヤバいけど、どこかふざけてる感じがあります。
この辺りは『ムーンライズ・キングダム』を思い出しました。
映像のセンス、構図の面白さ、色彩感覚。本作はどれも素晴らしかったです。だけど、どこか『ムーンライズ・キングダム』の匂いがしたんです。
ウェス・アンダーソンから影響を受けたのかなあ?

話を戻しましょう。
ジョジョは年上の子らにいじめられて、ジョジョラビットなる渾名をつけられてしまったりと、エピソードはナチスのイメージとはかけ離れてる程、ぬるい。
でも、10歳の少年に殺しの訓練をさせてる事、奇襲のかけ方などを教えてる事などは、恐ろしい事実ですよね。
このひんやりするナチスの側面と映画のぬるい側面が絶妙なバランスで描かれてるんです。


ジョジョはある事がきっかけで合宿中に怪我をしてしまい、帰宅することに。
優しい母(スカーレット・ヨハンソン)も登場します。思えば戦時中のドイツ人の女性も僕はあまり知らなかったなぁと思いました。
母とデブのナチスの教官がこの時代のドイツの対照的な女性像なんでしょうね。
そして、もう1人の女性がジョジョと運命的な出会いをします。
ジョジョの家の壁の裏に匿われていたユダヤ人エルサ。
このエルサとジョジョの出会いが、本作の肝の部分です。

うーん🤔
このエルサがナチ占領下のドイツにいるユダヤ人の割に結構、余裕があるんですよね。
切羽詰まってないんです。恐怖心もあまり感じないです。
ここ評価が別れるポイントなのかな⁇と思います。
僕の解釈はこの緩い演出はジョジョの感覚なのかなと思います。
10歳の少年が感じている世界なので、第二次世界大戦中もどこかコミカルな世界で、ユダヤ人も子供には余裕ぶるじゃないですか、恐怖心も子供の前では隠す。だからジョジョからするとエルサは大人っぽく、魅力的な女性に見えたのかなぁと思いました。


ナチスに傾倒したジョジョがユダヤ人エルサに出会い、世界観が変わっていく。
ジョジョには悲惨な運命もあるし、ドイツは戦争で負けます。
ジョジョに待ち受ける戦争という現実の辛さに思わず泣いてしまいそうになりました。
10歳の少年が訳もわからず、爆撃や銃弾か逃げ惑う姿に胸を締め付けられました。


ジョジョとエルサの出会い
ナチスとユダヤの出会い
愛がこの大きな溝を埋めていく。
少年の恋心は純粋で美しく、時にあざとくて、微笑みながら僕は見守っていました。
ジョジョラビットはウサギも殺せない優しい少年です。
そんな少年の目線なら、映画は残酷なホロコーストもエンターテイメントと出会うんだろうか?
僕は戸惑いながらも本作を楽しんでしまった。
不謹慎だろうか?
いや楽しんで良いんだろう。
ジョジョラビットも笑ってたもんなぁ。

大満足!
isa

isaの感想・評価

3.5
好きな映画だった☺︎ 監督出まくるスタイル…出てくる人みんな可愛げがあっていい!
J

Jの感想・評価

4.4
・物語★★★★
・配役★★★★★
・演出★★★★★
・映像★★★★
・音楽★★★★

㊗️公開初日に鑑賞🎊

ナチスドイツ下の青少年集団「ヒトラーユーゲント」の立派な兵士になろうと奮闘する毎日を送るジョジョ。
訓練でウサギを殺すことができなかった彼が、意地悪な教官や仲間たちから“臆病者”とからかわれ、付けられたアダ名が『ジョジョ・ラビット』です🐰


『シンドラーのリスト』『ライフ・イズ・ビューティフル』『戦場のピアニスト』『サラの鍵』『アンネの追憶』…
数々の作品で取り上げられてきた第二次世界大戦下のホロコーストやユダヤ人迫害というテーマ。

これをユーモラスに笑いを交えて描くとあって、鑑賞前の印象としては「不謹慎なんじゃないの?」とやや批判的・懐疑的でした😒

でも鑑賞後の感想としては、こんなにも希望に溢れた作品として、子どもの目線からこのテーマを描くことには、大きな意義があるのかも知れないと思います✨
憎しみや復讐が連鎖し、軍事報復や経済制裁の応酬が続く現在だからこそ…。


『Jojo Rabbit』, I LOVE IT❗️🐰❤️


*************************************
(※以下、ネタバレあり⚠️)


確かに、中盤まではリアリティや緊張感に欠けるところがあるのは否めません。
ビートルズのナンバーから始まるオープニングも意表をついているし、T.ワイティティ監督が自ら扮する空想上のアドルフ・ヒトラーが良くも悪くもコミカルすぎる…😅

そんな中、“ある信念”を心に秘めつつ、息子には正面から向き合う母親を演じたS.ヨハンソンの演技が光ります。
あのウィンクのカッコよさもさることながら、息子に対してパパとママの二役を演じてみせる姿は涙を誘いますね…。
『マリッジ・ストーリー』でみせたA.ドライバーとの壮絶な夫婦ゲンカとはまた別の凄みを感じさせます。


そして、中盤で唐突に突きつけらる衝撃的なシーン😱
そこからの展開は、リアリティはさておき、やはり戦争がもたらす悲劇を感じざるを得ません。


それでも、本作が貫くテーマは…“愛は最強。”💪

ラストシーンがもたらす余韻は、この時代を描いてきたこれまでのどの作品にもないくらい、希望に溢れているのでした✨


コワモテでクセが強いけれどお茶目な大尉“キャプテンK”を演じたオスカー俳優S.ロックウェルの持ち味も最高!
ますますファンが増えそうですね!!
豪快で強烈なキャラクター“ミス・ラーム”を演じたR.ウィルソンにも要注目です👀


“すべてを経験せよ
 美も恐怖も
 生き続けよ
 絶望が最後ではない
        R・M・リルケ”


*************************************
劇場用パンフ★★★★★
全49ページ。
『FOXサーチライト・マガジン』シリーズの読み応えには、毎度ながら感服です。
主演ふたりのインタビューは、幼さを微塵も感じさせず感心させられます👏👏👏
ツボを押さえた豊富な劇中カットも◎
>|