童年往事 時の流れの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『童年往事 時の流れ』に投稿された感想・評価

少年期から青年期へ。成長と家族の物語。

パタパタと仰ぐうちわの動き。立ち上る煙の揺らめき。小さな動きの連鎖が心地よい。切手を集めて窓に貼り付けてるところや習字の練習をしているところなど細やかな手の…

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土地との別れ、人との別れ、淡々と進むが濃厚な映画だと思った。
石口
3.0

誰にとっても逃れようのないことであるだけに、家族との別れの描写は胸を打つものがある。叩きつけるように降る雨も印象的。良質な作品には違いないがかったるい部分も多いと思ってしまうし、どうしてもシャオシェ…

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CLEO
5.0

今まで観たことのない映画だった……。話云々よりとにかく画がずっとバチギマりしていて訳わからん。アングルがドンピシャすぎ。小津フォロワー最高峰。下降線を辿り続ける家族の有り様も悲劇でも喜劇でもなく記録…

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K
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人生を淡々と。
この世に生まれ、育てられ、いつのまにか追い越して、看取り、看取られる。
それぞれが抱える後悔と希望とを、ただ淡々と。
誰かが座っていた竹の椅子が見つめる、ある家族の移ろい。
キャメラがゆっくりとパンしていく先で、私たちは何かが起こることを想像せざるを得ない(悪いものであれ、善いものであれ!)
今日のコンディションは大分悪いけど、それでも伝わってくるこの映画のよさ!的確かつ繊細かつ丁寧なショットの連続で!
かず
4.6

ホウ・シャオシェンの自伝的作品。淡々としているのに沁みる。死について、子供時代について色々考えた。しんみりと抒情的な音楽も映像とマッチしていた。
日本統治時代の台湾の住宅は日本家屋だから、小津的な構…

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まあ前半結構ウトウトしてたわけですが、、侯孝賢の別作品とかエドワード・ヤンだけどクーリンチェ少年殺人事件とかで観たことあるような懐かしい絵が続く心地良さ。台湾社会にとっても家族にとっても激動の時代を…

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R
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燻る青年期の、光に当てられた瞬間の1カットが本当に凄まじくて、そのために撮られた映画だといっていい

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