彼岸の青い芝と違和感と上滑り
これだけ“(ファイン)アーティスト”がメディアに露出し、多くの生の言説が残っていること自体が羨ましい。
この映画が“挑発”できているとすれば、ボイスの声があってこそ。…
フィルムの一コマをクローズアップするような構成と編集が見せる、伝説の芸術家の創作理念と私的な傷。
復員兵、教授、政治家、知ってても見たことのなかった実像を知り、誰しもが芸術家と言った彼の目指した社…
芸術とは、敵に対する武器だ。
では敵はどこにいるのか。
彼は何を見せてきたのか。彼らは何を見てきたのか。我々もまた何を見にきたのか。
現在の自分は現在、現在の常識に流されて、のうのうと生きてはいな…
ヨーゼフ・ボイスの生き様、芸術に対する姿勢、その意志や熱量が全てを研ぎ澄ませて行くかのようにテンポ良く映し出して行くドキュメンタリー作品でとても面白かった♪
そして上映後は鈴木沓子さん×谷崎テト…
「挑発することで対話が生まれる。」成る程、大衆に迎合したものが芸術では決してない。我々の常識を揺さぶるような刺激こそが、感覚的な面白さを生み出し、人々を精神的に前進させるのだろう。社会システムに頼っ…
>>続きを読む(c) 2017 zero one film, Terz Film