ボーダー 二つの世界の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ボーダー 二つの世界」に投稿された感想・評価

記録

記録の感想・評価

5.0
Amazonプライムビデオで視聴、ぼかし修正が没入感を阻害して最悪だった
ぼくのエリを見てた時もそうだったけど作品の意図が掴めなくなるので本当に勝手に修正入れるのやめてほしい......
lente

lenteの感想・評価

4.0
*スウェーデン

カフカ的な状況とでも呼べば良いのか、たとえばマーティン・スコセッシ監督『シャッターアイランド』(2010年)などもそうなのですが、一見すると「/」で仕切られた「こちら側」と「あちら側」が反転してしまうような世界像に、僕は強く心惹かれるところがあります。

またいっぽうそれは僕の個人的な嗜好にとどまるものでないことは、なぜ今でもカフカの主要作品が読み継がれているのかということにも表れているはずです。以下ネタバレしますので未鑑賞の方は避けてください。



スウェーデン語の原題『Gräns』は英訳すると『Border』となるようですので、そのままの意味合いと受けとめてよさそうです。抽象的には境界、具体的には国境などを意味するこのタイトルは、ですから物語の定石(セオリー)として、その「/」が反転するか消失するポイントを迎えることになります。

主人公のティーナは異形(いぎょう)の女性として描かれており、第六感にも近い嗅覚を持っている。その能力を生かしてスウェーデン国境の税関職員として有能に働いているものの、同僚たちはどこかよそよそしくしており、同居しているローランドという男性とも恋人関係にはないことが次第に分かっていきます。

また認知症と思われる病をわずらって施設に入っている父親とは、穏やかな関係を結んではいるものの見た目はまったく異なり、やがて映画の中盤にかけて彼女の出生の秘密が明かされるに及んで崩壊することになる。

つまり彼女は家族関係においても、職場関係においても、性的関係においても、すべてに対してつながりを持ちながらも、本質的な部分で疎外され孤独に生きていることが描写されています。

そしてある日、ヴォーレという男性の旅行者が税関を通った際に、異常を感じたティーナは彼を検査する。やがて視覚的にティーナと同質のものを観客である僕たちが感じていたように、彼女たちは2人とも人間とは別の生物であったことが次第に明かされていきます。

ヴォーレによってティーナは自身のルーツを知ることとなり、また人間社会のなかで抑えられていた生理的な欲求(食欲や性欲)を解放していくことになる。食に関しては虫を捕食することを好み、性については、男性のように見えたヴォーレが生殖的には女性であり、女性のように見えたティーナが男性だったという描写があります(そのため男性であるローランドを受け入れられなかった)。そして彼女たちと同じ仲間が、フィンランドで人知れず移動しながら小さなコミューンを形成していることを知ることになる。

そうしたプロセスを経て、それまで醜いと思っていた自分の容姿を含めた疎外感の理由をティーナは知り、人間の同居人であるローランドを追い出し、育ての人間の父親から実の両親の運命と本名を聞き出し(レーヴァという名前だった)彼らと決別することになる。

そこまでを見るならばタイトルが示すように、人類/別種、男性/女性、同形/異形、差別/被差別、共感/違和感などの「/」で結ばれる二元論的な対立関係(Gräns, Border, 境界)は、一見すると解決されることなく永遠に続くものとして描かれています。しかしながらこの映画の優れた点は、やがてその「/」を反転させながら消失させていく軌跡にこそあります。

重要な分岐点となったのは、違法ポルノのデータが入ったマイクロチップをティーナが税関で食い止めた延長線上で、その関係者を特定するため警察に協力することになったことです。そして映画の終盤では、同じ種族だったヴォーレがその犯罪に関係していることが分かる。人間への復讐のためという彼の主張は、しかしながら彼女の親しい隣人である夫婦の赤ん坊も犠牲となったことで受け入れ難いものとなる。そしてティーナは異なる種族である人間の警察へと、同じ種族であるヴォーレを引き渡すことになる。

ここで間違えてはいけないのは、ティーナはいわゆるヒューマニズム(人倫主義)としてそうした訳ではないということです。ヴォーレも指摘していたように彼女は人間ではないため、ヒューマニズムを発揮することは捻(ねじ)れた動機に基づくことになりますし、映画の終盤時点でのティーナはそうした事情を深く受け入れているため、物語としても破綻することになる。

そうではなく彼女が従った行動原理は、「/」が反転しながら消失した先で確かに信じられる友愛の心だったはずですし、逮捕された際にフェリーから海へと飛び込み逃走したヴォーレから届けられた(おそらくはティーナとヴォーレとの間に生まれた)彼女たちの種族の赤ん坊の存在が、このことを静かに雄弁に物語ってもいます。ティーナが人間の赤ん坊に感じた愛情と、自分たちと同じ種族の赤ん坊に感じた愛情とが、このラストシーンによって「/」を消失した先で溶け合うことになった。

まず間違いなく「/」を隔てた関係は、社会的に美しく解消することなどないはずです。けれど「/」を反転させながら消失していく心理的な軌跡の果てで、友愛の美しさが示されることはありうる。もしも現実的に僕がその場所にたどり着いたとき、レーヴァという本名を取り戻した彼女と同じように誰もいなかったとしても。
かず

かずの感想・評価

3.4
未知の生物作品

何とも言えない異様な雰囲気で何かが起こりそうな目の離せない内容でした

人間の身勝手な行いで辛い過去を持つ2人が出会った時。

今までに無い雰囲気の作品でした

 (人類が滅亡した方が地球には良いですね)
いまいち、はまらなかった。
あ、そういう世界観だったんだと。
観たことない映画だった。美が一切出てこない。とても人にオススメできないけど、実写版シュレック、ゲテモノセックス、夢のないファンタジーを観たかったら是非って感じ。
timmy

timmyの感想・評価

1.8
かなり強烈で少しキツかった…
北欧っぽい彩度低めの奇抜なファンタジー
じじ

じじの感想・評価

4.3
税関で働く主人公 通る人々から怪しいやつを嗅ぎ分ける能力を持っている  しかし見た目で差別を受けていた
そこに不思議な男が現れる 同じ所に傷跡があり雷に打たれ傷もある 次第に仲良くなる2人だが…

題名のボーダーの意味がよくわかった
これから彼女はどちらの立場で生きていくのだろうか?
眠眠

眠眠の感想・評価

3.4
中々に強烈な映画だった。。人にはおすすめできない(笑)
最後はティーナが急に母性に目覚めてたけど、お父さんはお父さんなりに愛情込めてティーナ育ててきたんだろうし、あんなに冷たくしないであげて欲しかったなあ。
男の方は、顔から悪人臭すごかったけど😂、やっぱりな〜って感じだった。
りろ

りろの感想・評価

2.8
ファンタジー的なものが強いのかなぁって勝手に思ってたけど、かなりリアル感たっぷりでした。主演の女優さんは18キロも体重増やして、特殊メイクで演じられてるようです
Timo

Timoの感想・評価

2.5
設定は好きなんだけど____

私にはイマイチだった作品No.7
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