建築家の腹の作品情報・感想・評価

「建築家の腹」に投稿された感想・評価

方眼

方眼の感想・評価

4.0
1987年”The Belly of an Architect”。左右対称。芸術家の孤独。偏屈おやじ。観てるだけで胃がキリキリ痛む映画。自虐的。
イシ

イシの感想・評価

-
旅行先で電車にのってた時にお腹が痛くなった経験をもとに思い付いた映画らしい。
ははは。いや、色々ちゃんと練れよ!
tomo

tomoの感想・評価

2.8
かのZOOの監督、ピーターグリーナウェイのブラックユーモア効いた作品。
シンメトリーの美しさを追求し、こだわった映像は感動的。
グリーナウェイの作品は本当に絵が凄い。建築の中でも外でも無いような空間のシーンが多く、それにリンクするように身体の内と外が、映画の始めと終わりが、人間の生と死が、ループし溶け合っていく。『建築家の腹(The Belly Of An Architect)』、奇妙なタイトル。
菩薩

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3.6
「幻視の建築家」ことエティエンヌ・ルイ・ブーレ、そして幻想と頽廃の芸術家(建築家)ことジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの名前が出てくる、ともうこの時点で相当妖しい作品である事はモロ分かりだし、俺みたいなニワカちゃんに太刀打ち出来るモノでは無いとして諦めて腹の上で猫撫でながら観た。ブーレはその特異かつ変態的な建築計画故に、例えそれが実現しなくとも「建築家」として名を馳せた人物であり、逆にピラネージは自らは「建築家」として生きる事を目指した人物であったが、今現在名を馳せているのはあくまでも廃墟の版画家としての名声である(松濤美術館で見たな)、ってこの時点でグリーナウェイらしいシンメトリー構造。とは言え二人の共通項として「新古典主義」と言うものがあり、まぁグリーナウェイ自身も映画的新古典主義みたいなものを追求していた、みたいなこと?知らんけど。映像そのものがシンメトリーなのはいつもの事だが、この作品では他にも「腹」と言う共通項を元に「生」と「死」が対称的に描かれていく。男の膨らんだ腹には癌が巣喰い彼の命を削り取っていく一方、その妻の腹には新しい命が宿り、最後にそれが交差する。幻影に取り憑かれた自らを追い込んでいく男と、現実を追い求めて自由を手にしていく女、荘厳な建築物が立ち並ぶローマの街並み(→朽ち果てていくもの)、石像と化し永遠の命を手に入れた死したかつての皇帝達。音楽はウィム・メルテン、ナイマンとも遜色ない心地よいミニマルミュージック、これは誰か建築得意な人に観て欲しい、解説して欲しい。
エチエンヌ・ルイ・ブーレという建築家は知らなかったので勉強になった。といってもあまり興味はわかないんだけどw
主人公の腹の痛みなんなんだよwって感じ。腹の痛みもあいまって度重なる不幸に耐えられず…。英国式庭園殺人事件にも変なキャラが出てて奇妙な感じだったし、なんか奇妙でおかしいアイデアが入っているのがグリーナウェイ流なんだなと思った。
グリーナウェイってかなり広角で撮るから人物の顔を覚えるのが大変だった。もうちょっと顔のアップがあってもいいんじゃないか。
微笑

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3.5
グリーナウェイが屋外を撮っているのを初めて観ることになった映画。
シンメトリーを基軸とした映像、主人公の襲われる謎の腹痛と、妻の妊娠した腹、過去と現在の建築の対比などなど、ロジックで固めた作品構成はグリーナウェイらしい。
しかし個人的にはマイケル・ナイマンの音楽と、絢爛豪華なセットで欲望渦巻く残酷絵巻みたいなことをしている彼が好きなので、本作はそこまででもなかった。
会話の場面がどうも平板でつまらない印象も受けた(もっとも、テクストに関してはこちらの読解力不足が多分にある)。

あとは凄いどうでも良いんだけど、コピー機使う場面で、なんでコピーしたい面を下にしないのか不思議だった。あれじゃ真っ白いのが出てくるだけじゃん。
もしや両面印刷だったのか...
建築美、画面が始終美しかった。コックと泥棒、その妻と愛人と並ぶ、それよりも洗練されてた。モダンと古代の建築がめくるめく素晴らしさね。ストーリーよりも画面ごとの構図とか色づかい、背景小道具の絶妙さが最高。特に印象深いのはコピー機のライト、パンテオンの前での食事風景(すーぐ最後の晩餐みたいな図にしたがる)、窓からは常に風が入ってカーテンがひらめくようになっていて、妻とその愛人が窓枠に横たわっているシーンなんかもう絵画だね。
marmelo

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4.1
こんなに傑作だったとは。視覚的にもプロットも大好き。グリーナウェイは本当に変態だけど彼の審美眼とそれを切り取る才能は大好きだ
jitsumon

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4.0
ブライアン・デネフィーの好演と素晴らしい映像美が心に残る。

この監督さんの作品はセクシャリティが強い傾向があると思われるがこれは控えめで好きな作品です。
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