とてもとても良かった。
「幸福な王子」を朗読し重ねながらの詩的で正攻法な作風で、『オスカー・ワイルド』(1997)の続きを見ているようでもあり、鑑賞後は久しぶりに伝統的な英国映画を見た気分になれる。…
ルパート・エヴェレットが脚本、監督までやったと言うので鑑賞。
そんなに自虐的にならなくても…君オヴェロンまで演った男だろう…。コリン・ファースはこりゃ友情出演ですね。
徹底して感情移入させない乾い…
出所以後を切り取る視点や幸福な王子をなぞる構成は面白い。最初に簡単はあらすじは教えてくれるけどもそれでもやっぱり観る人の前提知識に頼っている気がする。
知っててもボジーに会いに行くところで呆れちゃ…
出獄後の没落していく晩年のみを描いた作品なので、面白くない上に知識がないとわからないという…
本人が40代で亡くなってるのに対して本人役が60代のおじいちゃんというのもなんだかなぁ。演技はとてもいい…
ダンディで、美しくて、儚い作家、オスカーワイルド。
「幸福な王子」をはじめ、「わがままな大男」、「ナイチンゲールとばらの花」で死生観と思いやりを表現し、「サロメ」、「ドリアン・グレイ」、「真面目が…
同性愛が今では受け入れられているが、1900年頃は罪になる。時代が違うと全然物の見方が変わる。同性愛の人は当時は秘密に愛しあっていたんだろうな。オスカーワイルドはたまたま見つかって投獄されてしまった…
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