セリーヌ・シアマ監督の歴史ロマンスドラマ。
18C、仏ブルターニュの孤島。望まない結婚を控えた貴族の娘と、彼女の肖像画を描く事になった女性画家の7日間にわたる交流。
🇫🇷🎨🔥
評判通りの傑作。…
フランス映画独特の雰囲気
人里離れた海沿いの屋敷、恋に落ちたことを自覚した瞬間の炎、画家とモデルという関係性ならではの視線の動き、オルフェウスの神話から示唆される物語の展開、
要素すべてから2人の関…
女性をとても聡く、人間らしく描いた映画だった。2人の恋情から生理、中絶、望まない結婚、職業選択の制限、女性への抑圧を描く俊逸さ。
時代物の映画で女性を描く時、ほとんどの場合男性目線だから、生理や中絶…
2人の女性が愛し合い、互いを知りながら絵を描いていく。画家という一瞬を残していく仕事でマリアンヌが描く絵が1枚目より違う気がして、2枚目の方が重みがあって官能的な雰囲気を感じてしまう。
男性がほぼ出…
絵を描く人間にしかない目があると思う 別に大層なものは持ってないけど、肌が光を吸い込む仕草だったり、影のやわらかさや奥行き、その先にある対象の所作。所作というのはそのひとをとてもよく表すように思いま…
>>続きを読む美しい女性たちが
凛として互いを探り合い、
打ち解けて少女のような無邪気な笑顔で
笑い合う…なんて素晴らしい瞬間を描いた作品なんだと溜息が出る。
目線と息遣いにまでこだわりを感じる
セリーヌシアマの…
最初に屋敷に来たびしょ濡れのマリアンヌが一人で大きなチーズとパンを取り出してナイフで食べ、それを見つけた使用人のソフィにも「悪い?」みたいな態度で、そしたらソフィはワインを用意して――という場面の映…
>>続きを読む(c) Lilies Films.