与太話のような展開で社会を皮肉しながらも、余命宣告を受けた男の心情を繊細に描いた映画
その言葉の通りこの物語では主人公が胃癌になります。この映画を通して自分に余命が少ないと気づくことがあればどうす…
このレビューはネタバレを含みます
イギリスのリメイクを観る前にオリジナルを見ておこうと思い、今更ながら初鑑賞。自身の死期を知り、これまでの人生を悔いる男の話。自業自得と言えばそれまでだが、仕事一辺倒な人間は、そうなってしまうのか?し…
>>続きを読むいつか観なければと思ってました。
今日邦画ターンに突入したので今しかないと。
自らの余命を悟ってから残された日々を生き抜く時に全力を尽くす。
志村喬の眼力と表情の迫力が圧巻。
お役所勤めの不条理な縦…
★1986年、1987年、1990年に続き4回目の鑑賞★
34年ぶりの鑑賞とはいえ、4回目になるのでストーリーなどに対する新鮮さはないものの、まず改めて唸らされるのは構成の見事さ。
胃のレント…
市民課課長の渡辺は余命半年の末期がんである事を知る。帰宅後の渡辺の表情は暗い…。Living(リメイク版)と同じだった。黒澤明のオリジナルは時間の流れが穏やかで、台詞が表情に隠れて聞き出し難いところ…
>>続きを読むこの手のプロットの先駆け。非常に見やすい構成。役所批判と労働観、その時になってやっと本気が出せる人間の愚かさ今も昔も変わらないんだな。
「わしは人を憎んでいる暇はない」はしびれる。
そりゃ日本映画史…