1952年の作品だが、現代も人の本質はまるで変っていないことに愕然とする。
いわゆる「お役所仕事」によるたらい回し、くだらない縄張り意識と無駄に煩雑な書類や手続き。「何もしないこと以外はしてはいけ…
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主人公の孤独に感情移入し絶望し、そして希望を見出だし、喜劇と悲劇に笑い涙した。ところどころに皮肉が効いている。
生と死の対比を描くのが本当に上手い。そして人間というものを芯から愛さなければこんなに深…
主演の目力に、自分で隠し持った不安を筒抜けにされたような気持ちになった。明日ぽっくり逝くかもしれないのに、どうしてか退屈な日々に身を置き、人を離し、独りへと、死へと歩んでいくような、本来進むべき方向…
>>続きを読む今のところは黒澤作品で最も好きな映画。赤ひげもそうでありましたが、生きること死ぬことの対比、陰影が強烈でとても劇的で心に残ります。ゴンドラの唄はもうそれはそれはドラマチックでした。オチも構成も好みだ…
>>続きを読む個人的に黒澤明のNo.1傑作だと思っている。
何か熱心にする、そう決めてカフェを出て行く時、学生たちが友達にハッピバースデーの歌を歌い出したが、あれは課長がミイラを脱して生き始めた場面だ。
いのち…
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初鑑賞
人生とはを自分なりにも生きてきて考えていたけど、あらすじやらを見て何か新しい視点が得られるかもとか、自分に重なるものを感じたので見ました。
最近になって人生において自分の情熱を燃やせるも…
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▶︎2025年:124本目
▶︎視聴:1回目
《ストーリーについての評価等》
〈前半(主人公・渡辺が存命の間の場面)〉
一緒にいると、ただ違いを見て知って認めることができるだけなのに、相手をどこ…