劇場の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(19館)

「劇場」に投稿された感想・評価

エセ

エセの感想・評価

3.2
永田と沙希の恋愛模様を描いた劇場

とても人間味のあるストーリー

永田のウブさ、嫉妬深さ、不器用さ、クズさは見てて腹が立つ程のヒモ男
沙希ちゃんの好きな人への尊敬、配慮はとてつもない天使力

沙希ちゃんはまっすぐに永田を愛し、永田も不器用ながらに沙希ちゃんを愛しているのが伝わった
キスひとつなくお互いの想いを描いていた

“ここが1番安全な場所だよ”
とても理想的な恋人同士の言葉だと思った

誰からの誘いも断って1番会いたい人が待っている場所へ帰る
当たり前のことが何もできずにいた
別れる寸前になって、見えていなかったものが全て見え始める

いつも気付くのには遅すぎる

切なくも人間臭い舞台だった
恋愛のウキウキした感じとか楽しそうとかは全く無くて、痛々しくて苦しくて自暴自棄になっている永田のひも感が観ていて苦しかったけど。

松岡茉優さん演じる沙希は、永田の才能を評価して恋をしている。
自分だけに見せる優しさとか、ひょうきんさ、心の弱さ、全てひっくるめて自分が支えよう!と覚悟を決めた女性のように感じた。
優しいだけでは、支えられない!
その優しくて真の強い女性の演技が素晴らしかったと思う。

クリスとイーストウッド監督にもウォルトディズニーにも嫉妬してしまう永田。それは、毎日何もしてない自分への苛立ちと同時に自分を捨ててない、プライドの高さとか自分に対する高い評価も感じられる。

一緒にいるのは、きっとお互いを傷つけて、甘えて苦しめる。
お互いを駄目にする。そんな恋愛。

「ここが一番安全な場所だよ。」彼女との部屋の優しい時間。

怒る💢山崎賢人さん。今までにない。

下北フラフラしたくなった。
いとう

いとうの感想・評価

4.1
最初は「永田(山崎賢人)気難しいな」としか思わなかったけど、だんだん気持ちがわかってきた気がした。
どのシーンでも絵になりすぎ。
松岡茉優もよかったなぁ。入り込めた。
人間味のある恋愛映画がやっぱり大好き。

松岡茉優の演じる女の子、最初はぶりっ子っぽいというか、無理してる感じがすごく不快だった。
でもそれが、話が進むにつれてほんの少しずつ変わっていく様子が良かった。(悪い方にだけど)
最後のシーンも好きだった。
あと、舞台の部屋が、本当に人間味溢れてて大好き。あーいうセット作れる人素敵。

でもちょっと期待しすぎちゃったかな。

永ちゃんみたいな夢を追い続けてて何を考えてるかわからないような男に依存してしまうさきちゃんに共感してしまう部分はありました。


あんなに一緒にいた時には見えなかった物が別れの時には簡単に見えてくる。
人の感情はとても複雑。
ラストの別れが綺麗で良かったです。
けいこ

けいこの感想・評価

4.5
山崎賢人さんの演技もストーリーも、よかった。
映画がよかったので、原作読んでみたくなった。
manna

mannaの感想・評価

3.7
2020.08.01

山崎賢人演技上手くなった!っていう衝撃。松岡茉優は、初めのふわふわ女子の演技がわざとらしく感じたけれど、次第にこういう子なのかなと慣れた。

山崎賢人が演じるながちゃんの、気持ちの不和安定なところ、共感できる部分が多かった。自分はその不安定さをなるべく抑えようとしているが、それをやめた時、周りからどう見られ、どう影響を、与えてしまうのかを突きつけられた感じがした。

いやー、それにしても、ダメ男。
光一

光一の感想・評価

4.0
沢山読んできた又吉直樹作品の中でも、『劇場』の文章が圧倒的1位で、その凄まじさがずっと体内に残っています。その映画化。
 
小物の配置レベルで、行定勲監督の丁寧な映像構成が行き届いた作品でした。「映画映えしない物語だけど大丈夫かな」と心配していましたが、小説に忠実かつ超越していて驚いた。
 
山﨑賢人&松岡茉優の演技派コンビも、舞台の下北沢に優しく溶け込み、期待していた以上に永田&沙希でした。
 
過去に下北沢南口で飲食店を経営していた(&住んでいた)身としては、知っている道や店ばかりが映って。この映画を観て、自分の人生も振り返る機会をもらえた気がします。採点とは関係ないけれど。
 
ストーリー点3
監督点5
役者点5
映像音楽点3
印象点4
エモーショナル点4
追加点×
総合点4.0
ありさ

ありさの感想・評価

4.5
うぅ…すごく良かった…
苦しくて苦しくて、でも素敵な2人だった。
サキちゃんの魅力にやられた。
クソを煮詰めたような自分本位のクソ男・永田を無条件に許容してくれる、まさに神様のような存在である沙希ちゃん(松岡茉優さん)が不憫にも程があって観ていられない。胸糞悪過ぎる。
序盤から何度"(永田を)ぶっ飛ばしちまえ!"と思った事か。

自分の中にも確かに"永田"のようなモノは存在していて、くだらない意地を張ってしまうが故に相手から見たら理解不能な言動をとってしまった経験もあるので、そういった意味では分からいでもないけれど…。

でもやっぱり"沙希ちゃんを不幸にする権利はお前にはない!"という事なので、両成敗的なバランスのラストには心底"一生マスかいてろクズが!"と思いましたし、自分の中の"永田"的存在はハッキリと唾棄すべきものであると猛省致しました。

勝手に店長の家に迎えに来て勝手に1人で喋り続けてるシーンで、沙希ちゃんにぶっ飛ばされて終わってればまだ腑に落ちたかな。
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