NO SMOKINGの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「NO SMOKING」に投稿された感想・評価

19/11/25 09:15
@ユナイテッド・シネマ浦和 7スクリーン G-12
細野晴臣の軌跡を追ったドキュメンタリー。細野さんが音楽家として地位を確立できた背景には音楽に対する情熱とユーモアさが根本にあるだろう。細野さんの人生と私の人生は全く異質なもの。しかし音楽を商業的なものとして捉えると辛くなってしまうと彼が手記していたように、いつでも楽しみながら音を奏で続ける細野さんをみると、私の人生も充実でき得ることを期待する。
今後の人生を歩むとき、あらゆる面に対する自分の不出来さを悲嘆することよりも、自分の絶対的な娯楽を常に持ち続けて進もう。

文化は素晴らしい。
※ライブ映像の相合傘が鳥肌たった
くらら

くららの感想・評価

4.1
細野さんに会いに行ってきた!
お茶目で飄々としてて老若男女関係なく誰にでも分け隔てなく接する細野さんを見て、こんな歳の取り方をしたいなって思った。
2018年にロンドンでやった高橋さんと教授とのサプライズセッションは何回も見てるのに、映画館の大画面・大音量で聴くとどうしてもグッときてしまう。
ベニーグッドマンが出てくるのも良かった。
aoi

aoiの感想・評価

4.4
憧れの師を大きなスクリーンで目の当たりにした興奮で言葉が出ない。なのでとりあえずのメモ。
・オープニング、NO SMOKINGのタイトルと同時に映し出された喫煙中のマッカーサー、その後軽快なBGMに合わせて流れる占領下の日本の映像が印象的。
・なかなか断片的で支離滅裂な構成だったけど、それが逆に細野さんのルーツやアイデアを覗き見するような感覚があって面白かった。
yeyeye

yeyeyeの感想・評価

5.0
はっぴいえんど、YMOはたまに聴く程度で深い興味は無かった。
しかし、この映画を観て細野晴臣という人間自身に深く興味を持つことができた。
歌謡曲、ジャズについてももっと知っていこうと思えた映画でした。
Yuya

Yuyaの感想・評価

4.7
M・ケインのハリー・パーマー
あのカッコ良さに憧れてさ
ゴロワーズを吸って すぐにむせた…
そもそも煙草なんか吸わないし
似合わないものは似合わないのだ

細野晴臣……
彼の遺伝子は 日本の 世界中の音の
そこ彼処に 謙虚に息づいている
なのに当の本人は のほほんと
今日も新しい何かを楽しんでそうで
時代は彼には 永遠に追いつかない
まるで煙草の残り香のように
僕はその存在をうっすらと感じて 至福を覚える

お洒落ってなんだろ…どうすればカッコ良くなれる?
やっぱ 似つかわしくないコトに 無理はしたくない
とりあえず 細野晴臣を聴いとけば 安心できる僕なのだ
ShinMakita

ShinMakitaの感想・評価

2.0
1947年、軽妙洒脱な父と音楽好きな母の間に生まれ、洋楽の洗礼を受ける。

10代前半。周りがギター持ってるし、ボブ・ディランも好きだったしで音楽活動開始。

立教大学で出会った松本隆、大瀧詠一らと組んでメジャーデビュー。この時はひたすらプレイヤー志向。

70年代の前半、狭山の自宅をレコーディングスタジオにしてソロ活動。沖縄音楽と出会い、横尾忠則とインドに行って下痢で死にかけたことでワールドミュージックに目覚める。

70年代の後半、音楽企画ユニット立ち上げまーすと宣言してからメンバーを募り、3人組でコンピュータサウンドの曲を出したらとんでもないことになる。

80年代前半、とんでもなく社会現象になったユニットに疲れ、遊び気分で出したCMタイアップ曲が大ヒットしてしまう。同時期、映画のサントラも手がけている。

歩き方が面白く、タバコの煙にこだわる変人だが、この人がいなければ松田聖子の名曲も風の谷のナウシカも生まれていなかった。

星野源と仲良しで、「後は任せた」とバトンを渡したものの、精力的に世界中で音楽活動を続けている。

…そんなおじさんのドキュメンタリー「NO SMOKING」を観た。

➖➖➖

とことん自由でサービス精神旺盛で、好きとか面白いにこだわっているわりに、時代の波をちゃんと乗りこなす超カッコイイおじさん、細野晴臣。音楽に特に思い入れがなくても、大好きになっちゃうドキュメンタリーでした。正直、時間の都合で他に観るものないからこれを観た、ってだけなんだけどね。観てよかった。俺も下痢しよう(笑)。
Sakko

Sakkoの感想・評価

-
火星を歩きながら音楽を燻らせる唯一無二な男の話。

格好良く生きている人のドキュメンタリー映画が格好良くないわけがない。

その彼曰く変な歩き方からすらカルチャー臭が漂ってるんですよ、最高でしょう。

「映画館で」映画を観る意味の82%くらいは音を聴くためだと思っている私にとって本当に最終日に映画館で観れたことは幸運でした。パンフレットもラスイチほんまラッキー🤞

@uplink吉祥寺
とにかくかっこいい。

音楽も煙草も燻らせるもの。
その言葉が本当に合っている。
細野さんの茶目っ気や若さ、渋さが切り取られた表情から伝わってきた。
そして映画館で見ているのを忘れそうになる程のライブ映像の臨場感。

個人的にNYのファンの反応が堪らなかった。音楽は世界共通ですね。

また観たい。そしてライブに行きたい!
大大

大大の感想・評価

4.5
音楽と変な歩き方をすることが得意な男の人生史ドキュメンタリー。


▼細野晴臣といえば・・・

▽はっぴいえんどの人、エキゾチックな音楽作る人、YMOの人、昭和のアイドルに曲作った人、映画音楽を作る人etc

▽そのどれも間違っていないけど、どれかひとつのくくりで切り取るには、あまりに的を得ない

▽映画をみると、「自分の好きをつきつめる」「自分がいいと思う試行錯誤を追求する」「ワクワクするかで判断する」「絶え間ない実験精神」という本質が一貫としてあることに気づかされる

▽映画の合間に絵やダンス、映像作品なども挟まれ、好奇心から生み出されるものは音楽だけじゃないこともおもしろい



▼そうして生み出された「いい音楽」が若い世代に伝承される時代を、映画を通して目撃できる

▽マーティン・デニーをはじめとした、東洋的、トロピカルな音楽を生み出す音楽家の存在



それを知った細野氏が、そのコンセプトをもとにトロピカル3部作や、バンド「ティンパンアレー」を結成



YMOでマーティン・デニーの楽曲(Firecracler)のテクノバージョンの発表



細野氏の影響を受けて、映画内で細野バンドでキーボード担当の野村卓司と星野源が、マーティンデニーの楽曲「SakeRock」から引用し、インストバンド「SAKEROCK」を結成
(同バンドのドラム伊藤大地も細野バンドでドラムを担当)



サケロックオールスターズというSAKEROCKに高田漣(細野バンドでギター担当)をはじめとしたゲストを招いた編成で細野晴臣氏の「PomPom蒸気」をカバーしたこともある



横浜中華街で40年ぶりに演奏する細野晴臣バンドのコンサートで、星野源を招き、「Sakerock」や「Firectacker」等を演奏



細野晴臣氏が星野源へ「これからはよろしく」と伝える言葉の重みがすごい。



日本のロックやポップの礎を築いた細野晴臣の音楽性が、いまや星野源をはじめとした若いミュージシャンに受け継がれ、昨今のポップシーンを作り上げていっている



ロンドンでの「Absolute Ego Dance」の演奏で、急遽YMOメンバーや新生YMOでギター担当の小山田圭吾も交えた即興演奏はすごい瞬間


▼日本のミュージシャンだけでなく、台湾の漫画家や、アメリカのシンガーソングライターなどの外国の若者にも影響を与えているのはすごい


▼歌の作品はたくさんあるのに、晩年になって歌うことがやっと好きになったという言葉に驚き

▽そんなに歌好きじゃなかったんだ。。


▼細野晴臣が生まれた戦後の日本のアメリカのムードや文化が細野晴臣氏の音楽性に火をつけ、晩年にその体験がアメリカで還元されるという時代を超えた恩返しのような空間があたたかい。

▽細野晴臣という深刻さを嫌い、気楽に楽しく飄々と生きていく存在は、戦争がなかったらもしかしたら生まれていなかったかもしれない。

▽戦争という悲劇があったからこそ、細野晴臣氏の音楽性は磨かれ、その音楽性が伝承されたいまもなお、自分たちがその音楽の豊かさを享受しているという、時代のスケールのデカさに圧倒される。


▼吉祥寺アップリンクの音響が非常によく、演奏シーンでは常に大興奮
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