NO SMOKINGのネタバレレビュー・内容・結末

上映館(21館)

「NO SMOKING」に投稿されたネタバレ・内容・結末

はっぴいえんどもここ数年で知ったくらい私は浅くしかしらない細野さんですが
真っ黒なちょび髭の美しい若かりし頃から白髪が綺麗な現在まで彼は、そして彼らは自由に楽しく音楽を人生を続けていること。
それを海外の方にもブラボーと言われる人生 とても理想的である

歩き方を楽しんだり授業中の落書きをすることは何か芸術に繋がらないかもしれないけれどその無駄はとても重要だなあ

何が有名で良くてなんてなくて、自分に賛同してくれる仲間を巻き込んで、いいなぁという感覚のエッセンスを取り入れていく

わたしもそんなふうに歳を重ねたい
人生のお手本ですね
友達とこれからも楽しく活動や遊びや物づくりをしていきたい

ナレーションが星野源なのも最高です
燻らせる

ただ、音楽は最新で

苦労して作ったものは、後々聞いても良いものなんです。
本作は、音楽家である細野晴臣のドキュメンタリー映画である。アメリカやイギリスで行われた氏のライブ映像を織り交ぜつつ、辿ってきた足跡を大まかにまとめた内容となっている。

各所に挟まれる、大瀧詠一との出会いや、はっぴいえんどの結成のきっかけ、YMOの躍進などについては、細野ファンであれば当然知っている内容であり、特筆に値しない。むしろ知っているエピソードしか出て来なかったくらいで、初めて聞いたなどと素っ頓狂な事を仰せになる諸君は、母親の胎内から人生をやり直す事をオススメする。

思えば、細野晴臣の音楽との出会いは、中学生の時に、父親が持っていたはっぴいえんどのテープを聴いたことだった。伸びきったテープの粒子の狭間から聞こえて来るどこか控えめな氏の楽曲は、作者の人柄をも的確に表してたように思う。

その後は、学校をサボって近くの図書館に入り浸り、細野名義の作品だけではなく、氏が関わっているほぼ全ての作品を借りて聴いた。かつてJ-Waveでやっていた、Daisyworldも当然チェックしており、流れていた曲をメモるといった事もしていた(懐かしい…)細野晴臣は私の人格形成にまで影響を及ぼしている事は言うまでもない。

氏の音楽遍歴は世界的に見ても、とても特殊だ。他に例が思いつかない。フォークからロックへ。荒井由美らの傑作を支えるプレイヤーへ。テクノを経て、アイドルの歌謡曲の大作曲家へ。アンビエント、ワールドミュージック。エレクトロニカ。1970年代以降に産まれた日本の音楽の起源を辿ると、あのヨダに似た人物の名前が必ず出てくるという事実に愕然としてしまう。

そんな音楽たちを聴いていると、国境や人種や言葉の違いなど、この世界では些末な問題であり、もっと大きな喜びに向かっていくべきではないかと、氏の静かな主張を感じずにはいられない。

細野晴臣の音楽は、自分を必要以上に大きく見せず、誰かにすり寄る事もないが、常に異なる要素がせめぎ合っている。都市と地方、過去と未来、黒と白と黄色。それらのスパイスの絶妙な加減が聴き手を異界へと誘う。チャンキー、ソイソースミュージック、呼び方はなんだって良い。違うものが混ざり合っていくから、豊かなのだと氏の音楽は朴訥に語っている。全く。最高じゃないですか。

近年では諸外国にまで、氏の音楽が広まっており、素直に嬉しい。本作を観終えて、来月ライブに行くのがますます楽しみになった。
都会から辺境の地まで緩くスキップしながら渡り歩いてきたかのような細野氏の音楽人生の変遷を辿る。同じことはやらない、を体現してきた細野氏。音楽家になるべくしてなった生い立ち、環境にほとんどひれ伏すような思いで見る。細野氏を本当にリスペクトしている事が伝わるマックデマルコのパフォーマンスや、聴くと頭が幸せになるという国境も世代も超えたファンの発言で泣きそうになる。
細野さんのチャーミングさが全面に出てる作品。

マックデマルコとの絡み、
マニアじゃなくて音楽をただただ好きで細野さんと出会った、って話がとっても好き。

あと印象的だったのは、
2005年の細野さんの映像がどこかギラギラしている。

何年重ねても細野さんはチャーミングに変わり続けるし、ずっと魅力的だ。どこか飄々と、だけど確かに変なステップで生活を踊らせてるいる。