ラストで、タイムスリップして生きていたおばあちゃんの姿を収めてきたみたいなラストの逆光のカットが見事。料理のメニューを逐一読み上げて全部fixで撮ってるのも、ど真ん中に妻の指輪が来る長回しも素晴らし…
>>続きを読む私映画というものがあるならこういうのを言うんだろうなあと思った。
主人公の一人語りのモノローグに冒頭の八ミリらしい映像。この時点でグッと心を持っていかれる。
その後は、普通のカメラの映像に戻るのだが…
監督とその奥さんのノスタルジック旅行記
好きだった祖母の死と向き合いながら、妻と新婚旅行。
終わりと始まり
人はそれを繰り返す。
こう言う時代だからこそ、こういう古風な新婚旅行をするのって粋…
とても好き。祖母の死と新婚旅行で立ち寄った温泉地が交錯する私小説的記録映画で、旅館の料理や妻の様子、階段や廃墟など何気なく撮られたフッテージとモノローグで構成される。何気なさの中に切り取り方の確かさ…
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