フォーリー・アーティストの作品情報・感想・評価

フォーリー・アーティスト2017年製作の映画)

A Foley Artist/擬音

製作国:

上映時間:100分

3.0

あらすじ

生の音で映画に効果音を付ける音の魔術師を「フォーリー・アーティスト」と呼ぶ。この分野の第一人者、フー・ディンイーの評伝的ドキュメンタリー。ニューシネマ以前の台湾映画など貴重な映像が満載。

「フォーリー・アーティスト」に投稿された感想・評価

mosfilm

mosfilmの感想・評価

2.0
台湾映画界創成期から現代までを振り返るドキュメンタリー。映画界モノ好きには好物映画なんだけど・・・残念な作品でした。

引退した効果音技師の視点から描けばいいのに、中盤より大陸と台湾映画界関係や声優や俳優について盛り込まれ散漫。中華圏映画史のお勉強教材になってしまい残念。

個人的には、父親と同じ道に進んだ息子の視点で台湾映画界の過去と現在を、父親と息子の関係を絡め描いたら面白そうな気がする。
kimnorah

kimnorahの感想・評価

3.7
東京国際映画祭で鑑賞。想像していたないようとちょっ違っていたけど、上映後のQ&Aでその理由がわかって納得。初めて見るフォーリーの現場はとても興味深かった。小道具部屋がそのまま録音スペースになってる感じ。他の中国、台湾の映画見ててもそうだけど、中華圏の人達の穏やかだけど、気骨ある感じって見てるとなんかほっとするというか懐かしい様な気持ちになる。
TIFFでは過去にコンペ部門しか見てなかったけど、本作はアジアの未来という過去に見た事ない部門の作品。お客さんの層がまた違って出てくる質問も違う。Q&Aのコーナーも含めて良い鑑賞体験だった。
映画って素晴らしいよね。

◎東京国際映画祭
Wonkavator

Wonkavatorの感想・評価

2.8
業界や産業の繁栄と時代と共に求められるクオリティと製作陣の情熱と向上心によって培われたフォーリーテクニック。
どの業界も同様に、コンピューターテクノロジーの進化によって、アナログな作業が奪われて行く。

映画産業を影で支える人々の仕事現場を紹介するドキュメンタリーとしては、意義があったが、ちょっと退屈。
YouTube でフォーリーアーティストと検索してヒットする動画を観るだけで結構充分な内容だったりする。

あまり馴染みのない台湾映画の軸で語られているのが退屈な理由なのかも。
ほし

ほしの感想・評価

2.5
例によって全然ダメだが一歴史としてはギリギリ有効。新電影以前は俳優とは異なる声優(兼アナウンサー)がアフレコしていた事実に驚く。考えてみれば言語や訛りの違いもあるから当然だけれどもそこまでして音声を望んだのかと、革新の陰で割りを食ったガルボや阪妻を思わずにはいられない。換言すればそれほど散漫。ディンイーにフォーカスすれば良いものを……。
第30回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門作品

台湾映画のベテラン効果音職人のドキュメンタリー

今でこそ、パソコンのデータベースから現場で拾えなかった音を付けて作品にしていることがほとんどだけど、その昔、演技している俳優の声すら、他の人に吹き替えるほど、音に拘っていた台湾映画の効果音の歴史が知れて、なかなか興味深い作品でした

効果音職人には、目の良さ、素早く反応できる感性が必要だ、と、今作品の主人公である、フー・ディンイーさんが、上映後に劇場でお話して下さいました

適当に音を出しているようで、そうでない、映像と音の差異を、寸分違わずアテレコ出来る技術、ずっと残していって欲しいなぁと思いました