二重構造の中に真実と嘘とが交互に現れるような脚本が上手いなと思った。主人公が一方で正義を貫こうとするが、もう一方では不義を働こうとするところに人間の本質を見た気がする。心にずしっと来た。とても重たい…
>>続きを読む「その選択では守れない」
150分を超える長編があっという間に感じられるほど作品に引き込まれました。過剰な演出は何もなし。凝ったカメラワークも無し。BGMどころか効果音すら排除、またエンドロールの…
現代ではスマホのカメラを向けられるのは銃口も向けられるのと同じくらい攻撃性を持っている。
ドキュメンタリー監督としての由宇子の信念や正義を貫こうとする姿勢なのに対して、身の回りで起こる出来事に巻き込…
2025-12-62
「天秤」っていうのが絶妙。
2つのものを天秤にかけたときに0か100かっていうだけじゃなく、もっと微妙な差、あるいは均衡になる場合もある。
その具合が映画の中にもよく表れてい…
優れた作品と思いました。主役の俳優さんが素晴らしい。
塾の看板を取り込んだりとか、そこ撮るんだという細かい描写にグッときた。
ラスト、自分にカメラ向けるところは想像できてしまったけど、他に終わり方は…
144本目
ドキュメンタリー監督として自殺事件を取材していく中一方では加害家族として正義と家族の天秤に揺れ動く。
普段はドキュメンタリー監督として真実を報道していく立場でありながら、加害家族側にな…
報道の意味を真正面から力強く問いかけてくる、傑作人間ドラマだった。
報道やドキュメンタリーというものは、そもそも傲慢な性質を持っている。
たとえ「真実を明らかにする」という大義名分があったとしても…
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