淡々としていて、けどそんなに憂鬱さは感じず面白かったです。MOONRIDERSの同名曲(本作から拝借)の陰鬱な雰囲気と共通点多いですね。なるほど!
ラストが最高。ほとんど60年代ガロ漫画。
特定…
アルコール依存症で療養中の男。
自殺を決意してから、パリの旧友を訪ねて回る最期の48時間を描く。
画面越しに感じるのは、苦痛ではなくどうしようもない絶望感と虚無感。
旧友とひとときを過ごしても、その…
アル中で死を決意した男の2日間をモノクロの映像とサティのピアノで描く美しいモラトリアム陰鬱映画。
ラストもアレだけど、かつての友人たちを訪ね歩く行為が自罰的で苦しい。希望とか若さとか情熱とか、そん…
性急な鬼火
若者から大人(あるいはおじさん)へのライフステージの変化の中、そのどちらにもなれず、あるいは第三の選択肢、「何者か」にもなり得ない、そんな空っぽな自己存在のうちに日々を捨て続けるロネ。…
やっと見れたが鬱。冒頭の印象が強くて、全編が「クロースアップのあり方で」作られた映画だと思った。だから最後のパーティーのところは面白そうだと期待していたけれど、あまり奥行きは感じられなかった。これも…
>>続きを読む【エリック・サティの音楽と甘美な死の香りを楽しむ作品】
1963年の古い作品だがフランス映画ならではの人物の詩的な言い回しが癖になり、今見ても鮮烈で面白い。エリック・サティ『グノシエンヌ』『ジムノ…
かつて社交界で羽振りをきかし、今はアル中となって、療養所で暮らすアラン。
彼はすでに死に取り憑かれ、2日後に自殺することを決意していた。
そして、その2日間、アランは、かつての知人たちを訪れるが、孤…
人生に絶望し自殺を決意した男の最期の二日間。
珠玉の言葉の数々。事あるごとに見返す自分にとってバイブルのような映画(自殺願望はない)。もちろん全てに理解、共感できるわけではないけど、胸に刺さるような…