【1971年キネマ旬報日本映画ベストテン 第7位】
『サード』東陽一監督の劇映画第一作。キネマ旬報ベストテンでは第7位に選出、日本映画監督協会新人賞を受賞した。
ザ・ATGという感じの作品。沖縄出…
ゴダール的でATG的でド左翼直球勝負です。エモいっつうかエキサイティングで最高なんですが、緑魔子が聖化されすぎてしまっていていまひとつ存在感が薄かったような。ある意味男性主導の運動が女性をどう周縁化…
>>続きを読む東陽一の場合、後の『サード』の印象が強くて初期は何だか大島渚のディスカッション映画の模倣みたいでかなり小っ恥ずかしい。
学生運動やATG全盛期だからやけに暗い内容。ヒロインの緑魔子は凄いオーラがあ…
緑魔子が悪魔にも魔法使いにも見えてきた所から面白く思えてくるが内外を同時になぞって同時に抉られる感じが本当に怖かった。実験的要素を含み言葉の洪水にどっぷり浸かって大変疲れたから終わったと同時に感じる…
>>続きを読むなんだかATGを観ているような感じがする見どころ満載の楽しい映画だった。
東監督にとって初めての劇映画は楽しく作り上げていったのだろうかな。
高度成長期において若者たちの様々な想いが…
この映画を理解するためには監督前作の「沖縄列島」を観る必要がありそう。緑魔子や石橋蓮司の風体など当時のカルチャー映像は面白いが、映画全体としては言葉に頼りすぎか(当時の前衛系映画にありがちだが)。印…
>>続きを読む自分もそうだしいまや怒れないほうが多数派だけどその発芽はこの辺りだったのかと思うと感慨深いしポスト大島渚て感じ。
しかし緑さんがクールガイの石橋さんじゃなくて煮え切らなボーイの河原崎さんとデキてるの…
9年ぶり観賞。
いかにも70年代、実験的要素も伴う謎作品。一見難しい理屈作品だが、これは緑魔子の性技が見どころ。
河原崎長一郎との乳繰りあい。河原崎の野暮ったい尻と魔子様の小さくキュートなお尻。
緑…
©東プロダクション 1970