スケボーが私を変える アフガニスタン 少女たちの挑戦の作品情報・感想・評価

スケボーが私を変える アフガニスタン 少女たちの挑戦2019年製作の映画)

Learning to Skateboard in a Warzone (If You're a Girl)

製作国:

上映時間:39分

3.7

「スケボーが私を変える アフガニスタン 少女たちの挑戦」に投稿された感想・評価

みゆ

みゆの感想・評価

3.9
2021.04.29(106)
NHK BS1 録画・字幕


アフガニスタンでスケボーと教育を楽しむ少女たちが置かれた背景を描いたドキュメンタリー。

2020年アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した作品と知り、録画しておいたのを鑑賞。

タリバン政権による影響により、アフガニスタンでは12歳までの少女たちは教育を受けられずに路上で働かねばならず、また13歳以上の女の子たちは危険だからと家から出してもらえない。

NPOが運営するある女子校では、そんな環境の女の子たちに教育を受けさせ、給食も与え、スケボーの授業も受けさせる。アフガニスタンではスケボーは男の子らしさを象徴するスポーツで、それを少女たちに会得させることで、抑圧された暮らしから解放させることを目的としている。

少女の母親たちは、娘たちが教育を受けられることを歓迎しているが、父親たちへの取材場面が無かったのは、つまりは男尊女卑がまだまだまかり通っている証であろう。

少女たちは誘拐に遭わない為に、きちんとバスで送迎される。少女たちが誘拐を含む犯罪に巻き込まれるのは、ちっとも特別なことではないのだ。そして男の子よりも女の子が誘拐された方が、その家のプライドを損なうものらしい。

サラッと撮っていたがドキッとした場面があった。登校してきた少女たちは、校内に入る前に先生から身体検査(服の上から撫でて確認する)を受ける。一瞬疑問を抱いたが、すぐに「自爆テロ要員として爆弾をくくりつけられていないかの確認だ」と気づいた。タリバン政権による恐怖の爪痕はまだまだ現役なのだと感じた。

タリバン政権は女性たちにブルカを強いた。それは大人の女性が自宅玄関を開けて牛乳を取る時でさえ強制されたという。

少女たちの姿を見ていて感じたのは、教育やスケボーにより、自信をつけ未来を夢見る力強さと、同時に宗教を強く信じるアンバランスさだ。宗教は己自身で決めて信仰する分には問題ないが、それが当たり前とされ自分では選べない環境は、日本人の私からするとまだまだ解放からは遠いところにいるように感じられた。

だが一気に問題は解決しない。少なくとも未来の自分を夢見ることが出来る。今はそれが大事なことなのだろう。
慎吾

慎吾の感想・評価

-
mid90sと行き止まりの世界に生まれてを観たときにも思ったけど、時代とか環境によってスケボーの役割が大きく変わるな。
かさま

かさまの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

外出もままならない環境で、少女たちが学校へ通い文字や計算を学び、そして学習することがなぜ大事なのか、ということも学んでいる。先生たちや作中出演していた母親たちも、学習すること、女の子の可能性を開くことを願っている。やはり皆変革したいのだと思う。
自由でいられる場所で、自分の体を自分で制御するスケボーは、自分には出来るという自信をもたらしているように思う。お前には出来ない、と教えてしまっている場面がこの世には多すぎる。
個人的にも、勇気を持つ、わからなくても手を上げる、などの言葉は刺さった。
saodake

saodakeの感想・評価

3.5
子供たちのインタビューが結構衝撃的。
13歳を超えたら家から出れず学校にも行けなくなっちゃうとか女だと屋外ではスケボーできないとか・・・
アフガニスタンのこと全然知らないなぁ・・・
彼女達の未来が明るくあるようおじさんは日本から願っています。
Ay

Ayの感想・評価

3.5
第92回アカデミー短編ドキュメンタリー賞受賞。

2020年3月2日のAFP通信には、駐留米軍がアフガニスタンから撤退準備を進めており、旧支配勢力タリバンの復権を、この国の特に女性たちは恐れている。と記載されている。

2001年に米国が侵攻するまでに政権を掌握していた反政府武装勢力タリバンは、イスラム原理主義に基づく極端な政策の一つに女性差別を挙げており、彼女達から教育と仕事を取り上げ、外出についても制限していた。

このドキュメンタリーでフォーカスされるのは現在のアフガニスタンで生きる少女たち。
オーストラリア人スケーターのオリバー・パーコビッチ氏が発起人であるNPO団体Skateistanは、スケートボードを通じて教育も兼ねる事が出来る場を提供している。
スケボーは男性がやるものだと未だ言われるアフガニスタン国内、しかし2017年時点、女性スケーター数は世界1位にまで成長している。

9月には、スケートボード好きな青年にフォーカスした#行き止まりの世界に生まれて が公開されているね。
来週にでも観に行ければ良いけど..
ポチ

ポチの感想・評価

3.6
タリバンはどんなに酷いのか……
詳しくは分からないからこれから勉強しようと思うけど(´Д`)💦

それにしても女性として産まれたことによる生きにくくさだったり、苦労だったりを感じるドキュメンタリー✩.*˚

ちょっと前より女子が自分の意見や知識を得ることに遠慮しなくても良くなったのかもしれないし、親の理解が得やすくなったのかなぁ( •᷄ὤ•᷅)💦
スケボーにチャレンジする姿が危なっかしくもあり、コレからの彼女達の未来が明るい気がしてとても良かった🎶
緑玲奈

緑玲奈の感想・評価

4.2
インタビューに答える子供達が、自分の言葉で話してるのが印象的。大人にならざるを得ない環境に加えて、何か発言したらみんなが拍手する、わからなくても手をあげるシステムが彼女たちの自尊心を鍛えてる。
タリバンは消えても、新しい教育プログラム、挫けず蹴り出す一歩を学ぶ


92回アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞受賞
最初はなぜスケボーなのか分からなかった。「彼女たちは自分の置かれている社会を知っている」「私たちを騙されないわ」非常に響いた言葉だった。そんな状況の中でスケボーに怖さと共に立ち向かっていく姿勢を見て納得した。
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