原作は読んでないからわからないけど、ラストに繋げるためにはもっと暗く重たい描写にしなきゃいけなかったのでは?あまりに安っぽすぎて話の上部だけなぞってる感じで全く心に響いて来なかった。
深読みをすれば…
ある講演会で出会った、小説家であり女優、そして歌手でもあるその人が、「人間を本当に描ける作家」としてこの原作の著者を熱く語っていた。その熱に押されるように、本作を観た。だが、正直、私には何も響かなか…
>>続きを読む滅びゆく哀惜。「沁みるねぇ〜」ってやつ。
勝手に『オズランド』的なものを想像してたらえらいマイナー調な話。でも真っ向からそれを描けてるというよりはうっすらそういうもの描いたろうという欲目が見えてい…
予想通りの地雷。
場末のラブホでわけありばかりの人間模様の消極的な盗み聴き。
淡々とした見せ方は、人生に挫折した雅代(波瑠)の空虚感と疎外感を投影したものだと理解できなくないが、そのつまらない日々か…
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