カポネの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「カポネ」に投稿された感想・評価

暗黒街の顔役スカーフェイスことアルカポネの晩年を描いた作品
ストーリーは普通に面白いのに、トムハーディの特殊メイク違和感ありすぎてただただ残念

晩年のアルカポネの貫禄も渋さもトムハーディにはないし
トムハーディも頑張って渋い声出そうとしてるけどそれも滑ってる

この致命的なキャスティングミスがなければ3.6くらい付けてた
Al Capone。歴史上最も有名なギャングとして映画でも数多く語り継がれる。彼無しではハリウッドの犯罪映画(クライム・スリラー)は有り得ず、James Cagney主演1931年製作「民衆の敵」映画ファンなら一度は見るべき。この作品をリスペクトしたのがAl Pacino代表作「スカーフェイス」彼の異名「疵面」の由来。和風のイオンシネマ京都桂川で鑑賞。

彼の書物を読んだ方は本編を見て面喰うだろう。其れ位脚本の中身はアレンジ、と言うか創作が多くアメリカ本国での評価は押し並べて悪評。主演のTom Hardyはロンドン出身の生粋の英国紳士だが、アメリカの偉人を演じられると喜んでオファーを受けたが、やはり出来は納得し兼ねてる様子。当初は原題「Fonzo」とされたが、武漢ウイルスで劇場公開が出来ず、配給会社が「Capone」に変更して配信リリース。

Josh Trank監督、本作は良くも悪くも監督に尽きる。彼は20世紀フォックスがインディーズ発掘の為に製作した2012年「クロニクル」監督を務め、低予算ながら全世界で1億3000万$を売り上げ、当時27歳の彼は北米ランキング1位を史上最年少で記録。私も「クロニクル」はアメリカのアーバン・レジェンドを巧くフューチャーした傑作と今でも思う、これで一気に時代の寵児と成る。

それを観たソニー・ピクチャーズは「スパイダーマン」スピンオフ「Venom」(あのヴェノム)を任せるなど、監督の争奪戦が活発化。負けられないフォックスは「ファンタスティック・フォー」リブート版を専権事項として製作を命じた。当時のハリウッドは「ダークナイト」一色で、明るいイメージの「F4」も、2005年版と比べダークなシリアス路線で、私も劇場で予告編を見た時「これはオモロそう」と真顔で思った。しかし、出来は最悪。時を経てヴェノムは、本作のTom Hardyが演じた。そのヴェノムの撮影後に本作は製作された。こんな皮肉が有るだろうか?。

当時のCNNのニュースを回想すると「F4」主演Miles Tellerと監督が役作りの違いで殴り合いの喧嘩に為り、911の事態に発展。脚本家は別に居たが、コンセプトの違いで書き直しをプロデューサーに相談せず製作がストップ、完成した試写を見て監督が勝手に再編集、最後には監督権を剥奪され、別の編集者で完成。こう為ると手の施しようがない。彼はフォックスから出禁、伝え聞いたソニーも製作中止。「スター・ウォーズ」ボバ・フェットのスピンオフも御破算。事実上ハリウッド追放の憂き目を喰らう。

監督は決して才能に溺れて撃沈した訳では無い。そもそも映画とは妥協の産物であり、製作には多くの金と金を出すプロデューサーの存在は絶対的。自分のセンスや情熱だけでは、良い作品は創れず、それは一流だった野球選手が、監督に成って上手く往かないのと同じ。支えるスタッフや助言するコーチなど全ての循環が必要なのだ。彼と対照的なのが私の生涯1位作品「SAW」James Wan監督。彼は超低予算で世界的にヒットさせ、スリラーの新境地を開いた。一方で「ワイスピ」の監督もサラッと務め大作「アクアマン」は世界的に大ヒット。1㎜の心掛けの違いが命運を分ける、それが映画の世界。

監督は本作の脚本と編集も務め、5年振りにハリウッドに復帰。資金が集まったのは邦画と同じ製作委員会方式を取り、多くの寄付や資金提供を受けて完成。今度こそ言い逃れ出来ないが、拙い事にカポネの晩年と監督自身の鬱屈した経験を投影した、私的な作品に仕上げてしまった。自らの糧に身を削った小説を読んでる気分に為る。栄光を全て失い、周りから酷い扱いを受け、持てる力で抵抗するも、事態は悪化するばかり、正に監督の体験そのもの。それを見せられて面白い訳が無い。

監督の演出理論は決定的な悪は存在せず、モチーフに為る主人公の美学が味方を巻き込んだ暴発にしか見えないが、テーマの空回りが逆噴射的に良く映る場合も有る。問題なのは人物の深掘りに関心が無く、脚本自体とても薄く感じてしまう。毎日4時間のメイクで頑張ったHardy渾身の演技も空回りに見え、何故か切なく為る。スリラー基調で、レビュー済の有名監督の作品をしっかりオマージュしてるが、演出のフォーカスが定まらないのか、或いは外連味に乏しいのか、淡白な鯛のお刺身ばかり食べてる気分に為る。

身も蓋も無い事を言えばギャング映画自体がオワコンなのだ。アメリカは歴史の浅い国だが、彼らに取って西部劇とギャング映画は二大巨頭だった。しかし、コンプライアンスに煩くジェンダー・フリーに神経を尖らす、今の風潮には馴染まない。それに、どうしても1987年「アンタッチャブル」Robert De Niroと比較されてしまうジレンマは拭えない。

ならばとイメージを覆す作品を目指して、伝記映画のジャンルに監督お得意のスリラーをブチ込むのは良いが、超現実的なモダニズムを描くには、監督のセンスに自分が書いた脚本が追い付かない。観客には薄っぺらで締まりのない作品。一言で言えばギャング映画なのに「重み」が足りない。これを見ると「ファンタスティック・フォー」結果的に同じ運命を辿ったに違いない。

アンニュイな白昼夢にセンスを感じるが良くも悪くも「歪」。この作品はジャッジが難しい。
フェル

フェルの感想・評価

2.5
可もなく不可もなく。
それでも勉強会になるアングル、画角、カメラワーク多くあった。
正直面白くなかったです。
梅毒由来?の痴呆がはいったオッチャンを観ているだけの映画でした。

これから何か起こるのではと期待をしていましたが特に何も起こらず…。

もし自分がアメリカに生まれた人間であったなら、自分の国の歴史の一部としてこの映画を受け容れることもできるのかな??
gemi

gemiの感想・評価

4.0
こちらも劇場で。カポネと言えばやはり暗黒街のギャングスター、アル・カポネ。噂はちらほら聞いている。もちろん過去の映画等で。男ならその魅力に崇める人もいるだろう。

そんな裏世界の恐怖の象徴だった彼が、今は服役を終えて余生を送っている。そんなカポネの老いがコミカル且つ切ない。どちらかというとコミカルな方が大きい。医者に葉巻を止められて人参を加える姿。滑稽すぎる。しかし周りの仲間や家族、医者、FBI、親友らの関心は、彼が隠したとされる大金だ。しかし当の彼は精神病か認知症か、壊れつつあるのだった。そしてそれは本当に病気なのか、それとも彼お得意演技で騙されているのか。ハラハラしながら物語は進む。面白かった。好きな作品。主演のトム・ハーディも巧い。

ー壊れているのは、世界か、俺かー
時折目を引く描写もありますし、トム・ハーディーの演技は凄いと思いますが、あまりにまとまりがないし、話の推進力も無いです。
yuichi

yuichiの感想・評価

5.0
少しずつ、少しずつ弱っていく
フォンスにフォーカスを当ててるのが斬新でした!

まともな状態がないのも、
悲しくもあり現実味がありましたね
筍

筍の感想・評価

3.3
カポネ カーポネ
アール カポネ
演技しちゃってるカポネ⁉️

カポネ カーポネ
アール カポネ
マジでイッてるカポネ⁉️

どっちにしても
トムハーディー最高‼️

シブがき隊でした🤣
実在の人物の作品って、難しいよね...
これはアル・カポネについて知らないと、ストーリーはグッと入ってこないかも😅
ただ、あの有名なギャングが、どんどん弱っていく様を見るのはなんか切なくなった😢
人参とか...びっくり&ショックやったもん😱
現実と妄想がごちゃまぜになるので、観てるこっちも多少パニクった😂
しかし、あの怪演は恐ろしいね😨

で、結局隠したお金は何処??笑
まぁ郎

まぁ郎の感想・評価

3.0
伝説のマフィア、アル・カポネの晩年を知れる機会があってよかった
その晩年は、狂気に満ちていた
トム・ハーディ、流石の演技力で見事にカポネを怪演していた
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