このレビューはネタバレを含みます
修復されたピエール・エテックス監督による短編集。
どの作品も新鮮に実写で表現するアイデアに満ちており、ユーモア、アイロニーと優しさが共存している。
(Ⅰ 不眠症)
読書する不眠症の男は本の外の世…
4本からなる短編集。エピソードは違っても同じ役者が出たりするので、「あの時のアイツが酷い目に遭ってる…」という楽しみ方ができる。3話『健康でさえあれば』が振動と騒音のエピソードなのだが、ちょうどそこ…
>>続きを読む四つの短編で紡がれるオムニバス映画。最初の第一話だけ製作された時期が違うのでちょっと違和感があるものの、それでも面白さのバランスは取れているのでさして気にならなくなる。
最初の『不眠症』では眠れる…
もともと、ジャック・タチがそれほど得意ではないので、ピエール・エテックスもそんなにハマらなかった。
『ヨーヨー』は不思議な浮遊感というか、映画としか言いようのない面白みがあったのだけれど、この作品…
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1.「不眠症」
電気スタンドの青みによって、顔が赤くなった奥さんに驚いたり、本の目が動いたり、本が逆さまになっていたり。
物語の世界と現実世界とをユーモアで結び付けていく、緊張と緩和のギミック…
© 1973 - CAPAC – Les Films de la Colombe