大河不倫ロマンス
◆戦争と不倫という稀有な組み合わせ
戦争の巨大さと、不倫という個人的な葛藤が同じ画面上で共存している作品は珍しいのではないかと思う。
映画の舞台のように、砂嵐のように登場人物が巻…
この作品に描かれる人々はみな、間違った動機に基づいた間違った行いしかしていない。しかし、映画という象徴的な世界に描かれる間違いとは、現実世界に生きる僕たちにとっては、必ずしも間違いとは言えず、むしろ…
>>続きを読むU−NEXTにて。小説で読んだのとはまた違う美しさと悲しさがあり、そして詩情があった。
https://burningday.livedoor.blog/archives/english-pati…
高校生の時、この映画を初めてみて砂漠への憧れを抱いた。
冒頭の上空からみた砂漠の陰影のシーンが忘れられず、ただただ美しいと思ったのを覚えている。
10年ぶりに今回観て、改めて本映画の雄大さを実感。
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戦時下の恋と不倫の話
イタリアと北アフリカの砂漠のシーンを回想として行き来しながら、対比的に愛を表現する構成
映像と音楽の壮大さが相まって、感動的な雰囲気をもたらしているけど、なんとなく構成に惑…
アカデミー賞9部門受賞作。1996年度のアカデミー賞を席巻した作品ではあるけど、個人的には感情移入、キャラクター性において物足りなさを感じる作品だったかなと思う。3時間近い戦争恋愛叙事詩で、現在と回…
>>続きを読む第二次世界大戦下を舞台に描かれる壮大なるズブズブなメロドラマ。
アカデミー作品賞受賞作で、戦争で大けがを負い寝たきり状態にある記憶喪失の男の記憶を紐解いていく中で少しずつ真実が見えてくる展開もミス…
文学的な作品はあまり得意ではなく、よくわからなかったというのが正直な感想。集中して観ないと顛末を見失う。今回早期に集中力を欠き、回想シーンを同じ時間軸の別の話、オムニバス的なものと思ってしまい、早々…
>>続きを読むマイケル オンダーチェ『イギリス人の患者』原作で既読。
正直原作は、回想や登場人物の関わりが複雑でよく分からなかった。
映画では整理されている。
当時の若いレイフ・ファインズが、ブラッドリー クーパ…
1997年のアカデミー作品賞受賞作でマイケル・オンダーチェの小説『イギリス人の患者』をミンゲラが映画化
イタリアとサハラ砂漠、現在と過去という2つの場所や時代を交錯しながら壮大な不倫を描いてるけど…