詩:”喪失の風に乗って”(本作のための詩)
演出家としての私。
ワーニャ伯父さんとしての私。
舞台は夜明け、
まだ光が意味を持たない時間。
妻は萎れても、なお美しい乳房を揺らし、
まるで役を思い…
いつの間にか3時間が経っていることに気づくほど、派手さはないのに自然と入り込んでしまう映画。
日本人特有の、感情を表に出せず、苦しい・悲しい・辛い気持ちなどを抱えながらも、それを隠し、正しい自分を…
アクションなし、見せ場なし、盛り上がりなし
役者が棒立ちでセリフを棒読みするだけの映画
なのに
面白くてグイグイ引き寄せられる
身を乗り出して画面にかじりついてしまう
長いけど最後までダレずに見れる…
二度映画館で観ても、なお余韻が薄れなかった。ロードムービーの形式を取りながら、移動そのものよりも、移動の途中で交わされる沈黙や視線、言葉にならない感情にこそ重心が置かれている作品だと感じた。風景は決…
>>続きを読むこの作品を観るのはもう何度目だろうか。
韓国手話と制御できない暴力性とワーニャおじさん。
台詞を刷り込む演技技法とロンド ニ長調 K485と共に生まれる物語。
自然に抗えない無力さと一定のリズムで回…
このレビューはネタバレを含みます
【吐き出さないと入るまいて。な映画】
《感想》
良い。
語らずとも察し、感じる映画。
原作も読んでたけど、映像化しても素晴らしかった。
やはり
知的に高くて能力もある主人公。
黙々と考えて
自…
このレビューはネタバレを含みます
西島秀俊苦手、邦画あんまり見ない、村上春樹キモいイメージで先延ばしにしていたがやっと見た。
西島秀俊の演技は苦手だけど声は良いと思うので、語りの多い本作で映えるな〜と思った 。
内容はキモ面白い。…
めちゃくちゃ文学ちっくだなぁと思ったら原作が村上春樹だった、知らなかった。
心の切り取り方と言葉の選び方とがいちいち綺麗で素晴らしい。
ワーニャ伯父さんの話と、音が語り部として語る話と現実とがリ…
©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会