このレビューはネタバレを含みます
「真っ当に傷つくこと」
映画を見て、自分には傷つき、傷を受け入れ前へ進む強さが備わっていないと感じた。
これは、対人関係、自己との対話、描いている夢と現実の乖離、様々なことに当てはまる。
失敗して傷…
音の声が私も好きだ
辛さから目を逸らすことや傷を認めないこと、傷を抱えたまま生きていくことは自分を守る術だし悪いことじゃない。でも、正しく傷つくことは誰しもが出来ることではないとても尊い作業だと思う…
とても美しい映画でした。
何回観ても心に残る映画です。
日本語、韓国語、英語、そして手話——多言語を交えた台詞のやり取りは見事で、役者たちの演技には心から拍手を送りたいです。
亡き妻・音を想いな…
「あの女の貞淑さが徹頭徹尾マヤカシだからさ」
この言葉の重みと深さが後々に明らかになっていく様にやられる。
初めは取ってつけたような展開に興醒めしそうになるものの、後々にテーマへとつながっていく過程…
あまりに面白く、立て続けに2度観た。2度ともあっという間で、衝撃的な映画体験だった。
映画という固有の表現形式として、言葉を尽くしたり光景を流したり、それらが180分間心地良く、個人的には映画の可…
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