栗の森のものがたりの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『栗の森のものがたり』に投稿された感想・評価

こうした映画を観ると、印象主義、表現主義、自然主義など、19世紀末から20世紀初頭にかけての潮流が、少しも過去のものではないことを思う。そしてモダニズム(modernism)とは、こうした潮流(mo…

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3.0
最初、外で、スマホで観始めたんだけど、これは家で大きい画面でじっくり観たほうがいいやつだ、と思い、観直した。映像が、陰影が美しい。話は…、うん、確かに寓話だった。

小さな電球を除いて現代機器が登場しないこともあり、いつの時代か分からない、そしてあの世がこの世かもよく分からない不思議な世界観だった。

"『栗の森のものがたり』フィルム撮影の黄昏の美しさを堪能でき…

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画がとにかく綺麗、という感想しか出てこない未熟な私には未だ早い、枯れているのに芳醇な老境の秋
Juzo
5.0

戦後の国境の村で出会ったマリオとマルタ。栗の森は故郷の誇りであり、同時に過去の痛みを忘れられない場所でもある。語られない歴史が沈黙として二人を包むなか、ささやかな会話や眼差しが、ゆっくりと心を解いて…

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ざき
3.6
序盤の大声数字ジャンケン全一おじいちゃんの熱気からは想像もできないほど後半は閉塞感と人間の侘しさ全開だった。
3.6

大戦下・大戦後の東欧の話、とにかく暗い
画面も暗いし、人々が死んだり移民していったり逃亡したりして、登場人物が少ない。経済活動があるのかないのか、ぽつんと残された人々が死を待ってる、みたいな…。
景…

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kaho
5.0
日が昇る前、朝が来る前。
日が暮れる前、夜が来る前。
ひとつ前のさびしさ。
ひとつ前のきれいさ。
zzz
-
贅沢な映像。劇場で見た方がいいタイプだけど、それだと眠くなってしまいそう…肌寒い秋にピッタリ🍂
Maoryu
3.3

1950年代、スロベニアとイタリア国境にある、栗の森に囲まれた村に大工のマリオ(マッシモ・デ・フランコヴィッチ)が暮らしていたが、病気で妻が亡くなってしまう。ある日、栗売りのマルタ(イヴァナ・ロスチ…

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