
こうした映画を観ると、印象主義、表現主義、自然主義など、19世紀末から20世紀初頭にかけての潮流が、少しも過去のものではないことを思う。そしてモダニズム(modernism)とは、こうした潮流(mo…
>>続きを読む小さな電球を除いて現代機器が登場しないこともあり、いつの時代か分からない、そしてあの世がこの世かもよく分からない不思議な世界観だった。
"『栗の森のものがたり』フィルム撮影の黄昏の美しさを堪能でき…
戦後の国境の村で出会ったマリオとマルタ。栗の森は故郷の誇りであり、同時に過去の痛みを忘れられない場所でもある。語られない歴史が沈黙として二人を包むなか、ささやかな会話や眼差しが、ゆっくりと心を解いて…
>>続きを読む大戦下・大戦後の東欧の話、とにかく暗い
画面も暗いし、人々が死んだり移民していったり逃亡したりして、登場人物が少ない。経済活動があるのかないのか、ぽつんと残された人々が死を待ってる、みたいな…。
景…
1950年代、スロベニアとイタリア国境にある、栗の森に囲まれた村に大工のマリオ(マッシモ・デ・フランコヴィッチ)が暮らしていたが、病気で妻が亡くなってしまう。ある日、栗売りのマルタ(イヴァナ・ロスチ…
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