作りはもちろん時代を感じさせるものではあるんだけど、古い作品特有の分かりにくさ、みたいなものはあまりなかった。
それってもしかしてすごい事なんでは?
不良ではあるけれど冷血とはほど遠いペリーを、殺…
実際に起きた事件を元にしたノンフィクション小説を映画化。
原作は「ティファニーで朝食を」のトルーマン・カポーティ。
ドキュメンタリータッチ。
フィルムノワールな映像にニューシネマ以上に非道な登場人…
原作書いたカポーティがスミスに同情したからこれもそう描かれてるけど同情の余地はねよ!大変な生い立ちではあるけどそれがクラッター一家を無惨に撃ち殺して良い理由な訳はなく。
殺す前に親父に銃を向けられ…
至って軽薄に犯罪に走り、逃げ、捕まり、処刑される。目的はカネ。きっと新聞からは、それ以上もそれ以下も読み取れない。
その奥にある、冷血の中にある、人間の心理の謎。言葉や論理にならない何かが、彼に紳…
最後の心音しんど。
犯行時のペリー「自分を抑制できない奴は嫌いだ」の台詞が人の心の不条理を物語っていて恐ろしい。
たった数セントの瓶拾いをする父子を見て、過去の楽しかったひと時を重ねてたのか、悲しい…
ショットの切り替えセンスが圧巻でした。妄想や回想への導入もスムーズで美しいし、最後のペリーの独白場面では、雨の影を使ってペリーの顔が右半分は泣いていて左半分は正気の真顔という洒落た演出がなされていた…
>>続きを読む「カポーティ」を観る前に予習勉強。
処刑前に警察に肩を触られて、主人公が少し驚く演技が、困惑と恐怖が混ざって、どうして自分が人を殺したのか本当に分かってない感じがうまく表現されてて、もう完璧。
…
原作はトルーマン・カポーティの同名小説(1966)で、彼は同作を「ノンフィクション・ノベル」と呼んでいます。その特徴は、実際の事件の関係者にインタビューすることによって、事件の発生から加害者の逮捕、…
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