チャドウィック・ボーズマンの
名演を堪能する一作。
今から100年も昔の時代、黒人が何とか自分の存在意義を確立しようと、苦しみ奮闘する姿はこちらまで辛くなる。
何より辛いのは今でもこの状況は、
…
音楽の世界のこんなところにまで人種差別差別が…。
それを思うと今は本当にいい時代。
「黒人は残り物」みたいなことをピアニストの人が言っていたとき、そう思わざる得ない環境でしかなかったんだろうなと。…
マ•レイニーというブルース歌手の事はまったく知りませんでしたし、そもそもブルースというジャンルについてもよくわかっていません。なので本作のメイキング『マ•レイニーのブラックボトムが映画になるまで』と…
>>続きを読む映画そのものがブルースを奏でている。ジャズではなくブルース。むせかえる時代の香り立つムードのなかで、守るべきプライドについての涙も枯れる物語。
ブルースをほんの少しでも知ることが出来たら素晴らしい…
あらすじ(Googleより)1927年。「ブルースの母」として親しまれる人気歌手マ・レイニーのレコーディングのために、シカゴのスタジオに4人の男が集まる。バックバンドを務める彼らは、本番を前に軽口を…
>>続きを読む「十二人の怒れる男」みたいな映画。暑く湿った汗ばむ空気と一緒に、怒りや哀しみが猛烈に押し寄せてきて、息苦しくなる。レヴィが「神は何もしてくれなかっただろ、お前の神はお前を救ってくれるのか?」みたいな…
>>続きを読むブルースの母と呼ばれたマ・レイニーのことは全く知らなかったので伝記作品を見る様でした。
南部のイメージが未だ色濃い時代、自らの才能を持って白人をアゴで使う強かな女性でした。
チャドウィック・ボーズマ…