フェンス(2016年製作の映画)

Fences

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:139分
    監督
    デンゼル・ワシントン
    脚本
    オーガスト・ウィルソン
    キャスト
    デンゼル・ワシントン
    ヴィオラ・デイヴィス
    スティーヴン・マッキンレー・ヘンダーソン
    ミケルティ・ウィリアムソン
    ラッセル・ホーンズビー
    ジョヴァン・アデポ
    Saniyya Sidney
    あらすじ
    1950年代の米ピッツバーグ。トロイ・マクソンは、妻ローズと息子のコーリーと暮らしている。彼はかつて野球選手だったが、 人種差別によってメジャーリーガーの夢を絶たれ、今では苦しい生活を送っていた。ある日、コーリーがアメフトのスカウトマンに見出され、NFLを目指す大学推薦の話が舞い込んでくる。しかし、トロイは進学に反対、夢を見過ぎたと責め立て、家の裏庭のフェンス作りを強制的に手伝わせる。息子の夢を完全に潰してしまったトロイ。親子関係に亀裂が走り、ふたりを見守っていたローズとも激しく衝突することになるが・・・。

    「フェンス」に投稿された感想・評価

    自分の境遇が辛すぎて息子に嫉妬する親父の話。

    差別とか世の中に問題があるのはわかるけど、それでひねくれちゃうのはあかんなぁとかおもった

    デンゼルワシントンとか最強のおっさんみたいな役ばっかな印象あったけど、演技力が半端なかったことをこれみて思い出した

    あとなぜ日本未公開なんだろ?
    いい映画はちゃんと劇場でやってほしいなあ
    ヴィオラ・デイビスアカデミー助演女優賞受賞、デンゼル・ワシントン主演・監督にも関わらずこの速さでまさかのソフトスルー・・・しかも近所のTSUTAYAには1本しか置いてなかった・・・マジかよ・・・。

    引き合いに出すのもアレですが、ぶっちゃけ「ラビング 愛という名の2人」よりも宣伝しやすそうなのに・・・ほんと日本の配給事情よくワカリマセン。

    元は戯曲なんですね。

    1950年代のピッツバーグ。50半ばの清掃業者トロイは愛する妻のローズと息子のコーリー、そしてたまに小銭をせびりに来るローズの前の奥さんとの間の子供、戦争で脳に障害を負った兄のゲイル、そして仕事仲間のボノと日々の生活を送っていた。

    元はメジャーリーガーに憧れていたが、夢半ばで敗れたことを今でも引きずっており、息子のコーリーがアメフト選手として評価され、スカウトが来ているのにお前には無理だ働けの一点張りでまるで耳を貸そうとしない。

    そんな彼に裏庭に木のフェンスを作るようにローズは頼む。

    このデンゼル・ワシントン演じる父親、サイテーだと思うの。
    よく言いますよね。
    親が子供に無断でしていいのは命名だけだと。
    この父親は子供を抑圧し、自身の気に入らないことは絶対にさせない。
    暴力をもってしてでも。

    しかも浮気してたとか・・・その辺の件はちょっとマジあり得ないですね。
    ヴィオラ・デイビスがラストにいかにデンゼル・ワシントンを愛していたかを語りますが、だからってあれはないわ。

    なにあの開き直り方とてめえ勝手に居心地よく過ごしやがって、肝心の息子に対しては一言目には「俺の家だ、俺の金で買った服だetc...」

    そんな息子、コーリーの「僕を好き?」という言葉にはしびれました。

    あれに答えられないデンゼル・ワシントンは弱い人だと思った。
    強がって、なんでも支配してるように見えるけど、自信がないから力や言葉で人を押さえつけようとする。

    奥さんにはもっと息子のために頑張って欲しかった。

    映画としてはそんなトロイをある種の父親の象徴として一貫して最低野郎としては描いていない。(私的にはアウトです)
    妻にじゃれつくシーンや子供に優しいシーン、仲間と楽しくおしゃべりシーンがありとても人間的。
    そしてよくわからないけど昔見たという悪魔の影に怯えている。

    てかめちゃくちゃ長台詞が多いんですよ。
    7割型裏庭で撮影されている。
    一つのシーンが長い!
    デンゼル・ワシントンが無駄話から真剣にキレるとこまで膨大な量の台詞です。
    その合間合間に周りの人に話を振ったりじゃれあったりはたまた喧嘩になったり、脚本はさすがよくできてるなー!と思った。

    でもやっぱりこの主人公はどう差し引いても好きになれません。

    このレビューはネタバレを含みます

    飲んだくれ親父もゲス不倫も親子ゲンカも、そして家族も人種を問わず存在します。

    凄く邦画みたいな内容のホームドラマなのに、日本では小難しい人種映画みたいな扱いを受けて劇場公開が無かったのはひとえに悲しい。
    日本の配給会社のフェンスはワケのわからないところにあるんだろうか?

    デンゼル・ワシントン渾身の製作・監督・主演作品なのにねぇ・・・。

    デンゼル・ワシントンとヴィオラ・デイヴィスの迫力はスターウォーズ級なのにねぇ・・・。
    タイトルから勝手にアパルトヘイトの話かな?と思っていたら、違った。

    人種差別の話か?と思ったら、これも違う。
    夢敗れた野球選手の話も違う。
    父と息子の話も、違う。

    ただ、恵まれない環境の人々が、這い上がり、虐げられ、誰かを愛し、しかし過ちを犯しながら、何かと闘い、何かに勝利し、何かに敗れる。

    綺麗事でも、感動する事でもなく、誰かの人生の一部分を共有する、そういう映画だったような気がします。

    そして、そのリアリティゆえに、観る人によって感情移入する人が違い、感想が異なる映画ではないでしょうか。

    私は中盤から一気にローズに引き込まれました。

    彼女の苦悩に、悔しく、腹立たしく、悲しくなる一方で、彼女がコーリーを諭すシーンでは画面の外にいる人間に語りかけているようにも思えました。

    見応えのある映画でした。
    面白かったです。
    ヴィオラ・デイビスのオスカー受賞、ほんと納得です。素晴らしい演技。

    女性としてローズにめっちゃ共感した。

    トロイは言い分も態度も身勝手すぎやしめっちゃ悔しくって、でもそれでもあんな風に自分の人生を受け入れトロイという男を認める事ができるって、、。

    ローズの人生はそうせざるおえない部分があったにせよ、本当に立派だと思う。

    2人の会話劇に引き込まれ、歩んできた人生を感じる味わい深い作品でした。
    ≪75点≫:母の眼差し。
    周囲に対等の苦労を押し付けて、自ら壁を築き上げてきた男。自由と居場所を求める一方で、“責任”という二文字が彼を強く束縛する。決して逃れられない肌の色、生まれ落ちた境遇、社会のレッテル――気付けば一番自由を欲していた人間が、周囲の自由をとことん奪っていく。なんとも皮肉な自己批判。家族を愛するが故の頑固親父とは少し違う。血縁という“呪い”に苦悩するひとりの男の姿が、そこにはある。
    まるで舞台を観ているような作品。冒頭からセリフが多い会話劇が続く。映し出されるのも、基本は裏庭か家の中。そこで登場人物たちが入れ替わりながらセリフで世界を創り上げていく。
    とにかく演技の熱量が凄まじい。デンゼル・ワシントンも凄いが、それ以上に圧巻だったのがヴィオラ・デイヴィス。こりゃアカデミー取るぐらいのことはある。彼女こそ真の主役だと言っても良い。自分自身を削りながら家族と夫のために生きてきた女性――その強さに胸が苦しくなる。鼻水まみれになりながら感情を吐露するシーンは特に素晴らしい。
    物語というよりは、役者の演技を堪能する作品。こういうのが劇場公開されずDVDスルーになるのも、なんとも哀しい。
    まず、デンゼルワシントンのファンとして、お得感満載な作品です笑

    ほぼ120分デンゼルが出てる上に、ずっと喋ってる
    ファンとして、それだけでも嬉しい!たまらない!
    面白いか面白くないかは二の次で、とにかく嬉しい!!堪能!

    この作品は、観る側の立場といいますか、生い立ちや現状によって、感想が全然違ってくるんじゃないですかね

    ものすごく共感出来て気持ち的に重くなる人もいれば、一部はわかるけど、一部はわからない、そんな人もいるだろうし、まったく理解出来なくてナンジャコレになる人も少なくないはず

    ようは、特にデンゼルのファンでもなく、共感も出来なかった場合は、かなり退屈な作品に観えてしまうかもしれません

    けど、そんなこと言わずに、デンゼルの、この作品のために舞台から築きあげてきた圧倒的演技力や、当時のいち黒人一家の状況等々、脚本も素晴らしいので、ぜひオススメしたい映画です

    (あの死神目線とか怖すぎ)

    このレビューはネタバレを含みます

    これはデンゼルワシントンとヴィオラディヴィスだから観れたと思う
    それ以外の配役だと冒頭の庭のシーンで挫折してます…

    妻からするとどんなに最低な亭主でも簡単には離婚できない環境です
    (仕事もない頼れる実家も親もない)
    そうなると妻の座に必死にしがみつくしかないんですよね…
    そんなヴィオラさんの演技に泣かされました
    そしてなんて心の大きい愛情深い女性だろうと感動しました
    それに比べ亭主は何なんですか
    グダグダと現状に不満ばかり、過去に未練タラタラ
    何事にも偏屈で嫌味や文句ばかり
    子供を育てるのは親の義務なのに
    とにかく恩義せがましい
    更に子供の可能性を潰し夢を壊し
    挙げ句の果てに浮気してよそに子供まで作らせて言い訳ばかり
    結局は妻に子育てさせて勝手に死んじゃって
    なんの魅力も感じない男性でした
    これは何を言いたい映画だったの?
    題名フェンスとあるけど
    これは妻の気持ちなのかな
    自分を守る為のフェンスってことかなぁ
    2017-127
    もうデンゼルワシントンの演技には凄いと言うしかない。
    なんか、舞台を観てる気分。
    最強に糞で嫌な父親を見事に演じてる。
    周りの役者も凄く良い。
    130分超えは長いけど。
    デンゼルワシントンとビオラディビスがとても素晴らしい演技。舞台らしく凝ったセリフまわしも面白かったが、映画自体は少し長く感じた。最初は頑固親父でも愛らしいところがあったのに途中からデンゼルワシントンが嫌な親父にしか見えなかった。家族のかたちをひとつ屋根のしたで表現するところは良いな。子供たちが成長していくのをみると清々しい気持ちになれた。
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