安保闘争が激化する1960年。
裕福で自由奔放な"あいつ"三郎。
一般的な家庭で育った"私"けい子。
夏休みに訪れた軽井沢で急接近する青春コメディ。
訳も分からず安保反対を叫び、性について大っぴらに…
【ちょっとシュールな面白さ】
石坂洋次郎原作の小説を石原裕次郎と芦川いづみの主演で映画化した作品です。
要するに同じ大学に通う男女二人の学生が惹かれ合って恋愛関係になるお話なのですが、石原の育っ…
サガンの「悲しみよこんにちは」の映画化でジーン・セバーグがしていたセシルカットを芦川いづみがやっているので、雰囲気もそういった感じの石坂洋次郎物を中平康が監督。
傷病明け石原裕次郎復帰第1作が話題で…
このレビューはネタバレを含みます
「君はもっと骨のある人生観や社会観を持ってるはずじゃないか、クズみたいな野郎のために気の毒な災難にあった友達を責めるなんて、そりゃ卑怯だろ、君らしくないぜ」「あたし達のことに口出ししないでよ、男なん…
>>続きを読む2023.1.28
自宅にて鑑賞
きっかけは鈴木さんが、汗まみれで石坂洋次郎の話をしていたこと。「コクリコ坂から」制作にあたり、宮﨑吾郎さんが時代の雰囲気を学べるように本作を薦めた、だったかな。
…
このレビューはネタバレを含みます
『海賊と呼ばれた男』で「20年後には日本は復興しているだろう」という文章を見て、そういえばどんな感じだったんだろうと思いそのくらいの時代の映画でたまたま選んだのがこれ。
登場人物はおそらく富裕層だと…
最初の方を見ると、これは失敗かなあ、と思ってしまう。妙にマンガチックで幼稚な感じだからだ。石原裕次郎さんは魅力全開だけど。
面白くなるのは、安保闘争のデモからだ。
簡単にあらすじ。
ある大学の授…