ギデオンの作品情報・感想・評価

『ギデオン』に投稿された感想・評価

Gideon of Scotland Yard (1958)
yts.mx/movies/gideon-of-scotland-yard-1958
ジョン・フォードの58年製作の警察小説映画化作品だが、日本未公開だった。IPの配給により、77年11月に劇場公開された。
横浜大勝館にて78年2月。
円熟期のフォードもこのレベルの移動活劇は余裕で作れる。色んなところでタバコをふかす。
lemmon
4.2

ある刑事の1日。

事件(仕事)と私生活と。
サスペンスの面白さもさることながら、
その生活感に、
家族との関係に、
ユーモアも交えて物語は進む、、、
と言うか日々時は流れる感じ。

如何にもな堅物…

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少女殺人を仄めかす不穏な階段のショット、殺人犯の手に当てられる謎の光。警部のお父さんが主役のホームドラマという趣のユーモラスな映画の中にこういう邪悪な要素がスっと一瞬混入してしまっている。映画の異物…

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Scotch
3.9
何度も出てくるギデオンのオフィスが徐々にやり過ぎなぐらい暗くなっていくのが良い。
3.8
このレビューはネタバレを含みます

ジョン・フォード論の目次に目を通してみると本作に触れているのはフィルモグラフィーと鳥籠についてのみで、これはあの本の掌中から逃れた数少ないフォード作品なのではないか。5秒の証言のために焦り、咎められ…

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4.2

様々な事件に巻き込まれる警部の1日といういかにもミステリーの題材なのに、何だろうこの通常のミステリーでは体験できない奇妙な味わいは。見終わったあとこの不可思議なフレーバーを再確認するため二度見してし…

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4.2
このレビューはネタバレを含みます

①スコットランドヤードの警部ジョージ・ギデオンの多忙な一日。ミステリーとは言えないが、ジョン・フォードらしいユーモアがたっぷりの素晴らしい作品である。こんなチャーミングな映画を晩年に撮れるなんて、巨…

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アノ
3.5
強盗三人組が警察から逃げるときの階段の撮り方が良い。
追い詰めた警察が扉を開くショットは完璧なフォード節で痺れる。
ジャック・ホーキンスの笑顔で締めるオチも効いてる。

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