兇弾の作品情報・感想・評価

ロンドン警察の日常。

路上をパトロールします。訊かれれば道案内します。不適切な場所での物売りに注意します。夜間パトロールもあります。
休憩時間には合唱の練習したり、食堂でダーツに興じたりして憩いま…

短評

英国の新米警官らが若き犯罪者を追うドキュメンタリータッチのクライムサスペンス。
地味ながらリアリティーある追跡劇は『フレンチ・コネクション』を彷彿とさせる。

早々と事件を解決していくスタイ…

ロンドン警視庁の新米警官アンディ（ジミー・ハンリー）はベテランのジョージ（ジャック・ワーナー）の家に下宿することになるが、ある日、強盗トム（ダーク・ボガード）と鉢合わせたジョージが撃たれてしまう。…

ロンドン警察は今日も大忙し！

特定の主人公というよりは、警察と市民と言った登場人物皆主役、と言った感じ。
その中で定年間際の巡査の家に下宿している新入りと家出少女とそれを取り巻く若者、という感じで…

戦後間もないロンドン。衝動的に犯罪に走った若者達を警官たちは地道な捜査の末、追い詰めていく。
クライマックスでのハイスピードなチェイスにサスペンスは素晴らしいものの、それに至るまでがどうにも尺を伸ば…

現在のクライムサスペンスのフォーマットが確立されている。教科書のようにツボ押さえている描写は目新しくないけど、感情面を如実に表現する演出に感嘆する。クライマックスのドッグレース場が圧巻、見応えある。…

ダーク・ボガードよりも出番の少ないバーナード・リーが気に入った。
兇弾に倒れた警官と彼を殺した犯人の死に方が対応してるんだけど、そいつが青臭いガキなのが絶妙に胸糞で良い。ガンヒルの決斗みたいな胸糞で…

イギリスの警察官、公務員！って感じでお気楽に見えるがいざと言う時の結束感に感動。
ちょっと亡くなった警官の奥さんの演技には居た堪れない。
対する若造ギャングは年からして15年後モッズ族の親父世代か。…