2020 #63 5月
ジュリエッタ・マシーナは「道」での売り飛ばされる純粋な役とは真逆の娼婦の役として、完全に演じて切っている素晴らしさ。
しかし、中身は純粋で何度もお金目当てに男に騙される…
悲劇的な経験を幾度もくぐり抜けながらも、カビリアは人を信じ、愛を信じ、明日を信じる。
彼女は強くて、どこまでも孤独で、気高い魂を持っている。
ジュリエッタ・マシーナの演技は、もはや演技を超えた「存在…
力強く生きる娼婦カビリアがある日、結婚を申し込まれる。
ジュリエッタ・マシーナのベストアクトだと思う。力強い目力、態度、どこをとっても素晴らしい演技。本当にカビリア自身が彼女のよう…
おいおい。とんでもない映画じゃないか。
メロドラマでは終わらずに、フェリーニの強靭な映画的文体が炸裂している。
フェリーニの映画の語りは、すべてフェリーニ流のリアリズムとも呼べるような形をともなっ…