「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督の最新作品。(2024.4時点)
時代を越えた女の子同士の交流という意味では『思い出のマーニー』に通する部分もあったけど、本作はより素朴な印象を与える作品で…
このレビューはネタバレを含みます
二人の少女の魅力を信頼しきった本作は、繊細な演技までもを丁寧に映している。
子どもという立場だからこその、親に対する責任感や不安、心配を抱く彼女にとって、「私が苦しいのは私のせい」という言葉がどれ…
温かみと優しさに満ち溢れた日常ファンタジーだった。73分という短さながら、とてつもない満足感。
同い年として現れた母と友達になるくだりや2人のやり取りが面白い(実際の双子で演じてるのね)。淡々とし…
8歳のネリーは森のなかで幼い頃の母親と出会う。
母がまだ子供だった時、祖母がいた生活
最後に救われたような気分になりグッとくる
ネリーと幼い母がただ横並びで映るカット絵力の強さ。母親だからといっ…
大好きだった祖母が他界し、森の中にある祖母の家を両親と片付けることになった八歳の少女ネリーが主人公。母は祖母のことを思い、悲しみのあまり一人出ていってしまう。
かつて母も遊んだ森の中で、ネリーは母と…
このレビューはネタバレを含みます
老人ホームの片付けをした帰り道、運転する母親に、後ろの席からネリーがお菓子やジュースを食べさせて最後にギュッとするシーン。
まずこれがすでに良くて開始数分で観てよかったと思った。ネリーの手と母親の顔…
母も昔は少女だった。
自分と同じ歳のころ、なにが怖くて、なにが好きで、どんなものを希望に生きていたか、いつか母に訊ねてみたいと思った。親と子の年齢は、生きてる限り平行して続いてゆくのだから、いくつに…
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