このレビューはネタバレを含みます
実際に脱線させたという映像の迫真さ、吹雪のなかを今日も機関車は走る
死を見て目を覚ましたときにそばにいたのはあれだけけむたがっていた妻の姿、にいよいよこころを入れ替えて
こうした人生の節目は果たして…
機関士一筋の男とその家族の話。見習いの“釜焚き(石炭をくべる助手役)”時代は愚図人間だったが、脱線事故で先輩機関士を失い命拾いして心を入れ換え仕事人間、そして家庭人に生まれ変わる昭和気質の父親・夫を…
>>続きを読む「長い旅だったね」
「まだ残ってますよ」
「これからだね」
安堵と希望に満ちたラストの台詞で全てが報われる。
まさにタイトルが示す “大いなる旅路” は、人生という線路がある限りまだまだ続くだろう…
機関車の運転士の30年の歩み。結婚したことを悩み、でも事故に遭ってから考え方が生まれ変わり、家族想いに。子宝にも恵まれ、戦争、就職、結婚…色んなことがあった家族の30年。辛いこともあったろうけど濃い…
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